帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「怪獣は宇宙の流れ星」

「怪獣は宇宙の流れ星 ー磁力怪獣マグネドン登場ー
帰ってきたウルトラマン』制作第20話
1971年8月20日放送(第20話)
脚本 石堂淑朗
監督 筧正典
特殊技術 高野宏一

 

磁力怪獣マグネドン
身長 65m
体重 5万t
北極の地底に眠っていたがダム建設で弱った地殻を狙って地上に姿を現した。
口から炎や赤い光弾を吐き、背中に電流を流せる。
全身がマグマの塊でバラバラになっても雷を受けて復活する。常に地球から磁気を得ていて地球上では不死身。ウルトラマンに地球の磁気が及ばない星に連れて行かれ、ウルトラブレスレットのウルトラスパークで爆破された。
名前の由来は「マグネット(磁石)」かな。

 

物語
熊沢ダムの近くに怪獣マグネドンが出現!
MATは次々と作戦を繰り出すがマグネドンを倒す事が出来ない。

 

感想
またまた解散の危機に追い込まれるMAT。
佐竹参謀が言うように、MATは常に100%の結果を求められている。怪獣を倒せない怪獣攻撃隊はいらないのだ。
とは言え、佐竹参謀はMATを解散させた後にどうやってマグネドンを処理するつもりだったんだろう……?(「決戦! 怪獣対マット」の時はMATが無くてもスパイナーがあれば怪獣を倒せるだろうと言う状況だった)

 

アキちゃんの制止を振り切って戦いに向かう郷。
「こんなに私が止めても?」はアキちゃんだからこその台詞。
それにしても「こういう時、女子供は足手まといだね」と言う次郎君はちょっと酷い。さすがにアキちゃんが可哀相。

 

MAT解散の危機やアキちゃんの想い等、盛り上がるところがたくさんあるが、それらは全てマグネドンがいかに凄い怪獣かを示す為のものであった。実は今回の話は人間ドラマより怪獣の描写に重きを置いていると言う点で『帰ってきたウルトラマン』より『ウルトラマン』に近いと言える。

 

今回から変身の時に郷の体を光の渦が包むようになる。
ところで最初にマグネドンの尻尾に弾き飛ばされた時はどうして変身しなかったのかな?

 

合成を使って怪獣と人間を同じ画面に入れたり、宇宙空間で戦ったり、7色のウルトラマンが見られたりと映像的にも見所の多い話。

 

結局、ダムはどうなったのだろう?

 

今回の話は石堂淑朗さんのウルトラシリーズ脚本デビュー作となっている。

 

 

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