帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「大蟻超獣対ウルトラ兄弟」

「大蟻超獣対ウルトラ兄弟 ー大蟻超獣アリブンタ登場ー
ウルトラマンA』制作第5話
1972年5月5日放送(第5話)
脚本 上原正三
監督 真船禎
特殊技術 大平隆

 

地底エージェントギロン人
身長 3m~46m
体重 600kg~2万6千t
劇中では語られていないが、おそらくはヤプールの配下。
空の割れ目からアリブンタの餌になりそうな女性を物色して異次元の蟻地獄に引きずり込んでいた。
アリブンタを使って東京の地底に要塞を築くのが目的。
テレポーテーションで移動し、両手から針状の光線を撃つ。
アリブンタとタッグを組んでエースとゾフィに戦いを挑むが敗れた。

 

大蟻超獣アリブンタ
身長 57m
体重 6万2千t
血液型がO型の女性を餌に成長した。
両手から火炎を発し、口から蟻酸を吐いてあらゆる物を溶かす。
ギロン人とタッグを組んでエースとゾフィに戦いを挑むが敗れた。
宇宙怪獣と蟻の合体生物。
名前の由来は「蟻」と軍隊アリの「マラブンタ」から。

 

ゾフィ
身長 45m
体重 4万5千t
エースからの「S・O・S」のウルトラサインを受けてウルトラの星からやって来た。
エースにウルトラコンバーターを与え、地底に閉じ込められたダックビル号を救出し、最後はエースとタッグを組んでギロン人とアリブンタを倒した。

 

物語
女性が次々と蟻地獄に引きずり込まれる事件が起きた。
しかし、事件はTACから警察に引き継がれる事になり、その間に事態は悪化していく……。

 

感想
5月は「子供の夢実現シリーズ」と銘打たれて様々なイベントが組まれたらしい。
その第1弾としてゾフィが登場。『A』はウルトラ兄弟が月一で出るが、ウルトラ兄弟の中でゾフィだけ主役作品が無いので、最初にゾフィを単独で出して、その存在をアピールする事となった。

 

今回からオープニング冒頭に超獣の声が付けられる事となった。

 

蟻地獄の場面は役者を使った場面は良かったが人形を使った場面はさすがに作り物に見えてキツかった。

 

TACは事件を警察との合同会議にかけるらしい。
警察が出したホログラム説はなるほどと思う発想。実際に『怪奇大作戦』の「ジャガーの眼は赤い」ではホログラムを使った犯人が登場している。
今回の竜隊長はなかなか腰を上げなかったが警察との関係を考慮したのだろうか?

 

どうしてアリブンタは血液型がO型の女性が好物だったのだろうか? 他の血液型に比べて甘かったりするのかな?
因みに夕子もO型で、O型の女性の性格は「愛情溢れ義理堅く、人間関係を大事にする」「愛する人を守りたい、世話してあげたいと強く思う」「一つの目的に向かって真っ直ぐに進む」「お金は使いたい時にパッと使ってしまう」となっている。意外と合っているかも。
ピラミットは超獣の巣だ!」で星司の血液型はB型だと判明するが、O型の女性とB型の男性は相性が良いらしい。

 

星司と夕子のショッピングは『初代マン』の「真珠貝防衛指令」でのイデ隊員とフジ隊員を思い出す。

 

地下鉄がアリブンタに襲われた時に乗客は「怪獣だ!」と叫んでいる。

 

地底戦車ダックビル号が登場。
どうして「タックビル号」ではないのだろうか? 調べてみると「duck bill[カモノハシ]」と出た。カモノハシに……似てる?

 

今回は組織力の話で、TACは地球防衛軍の残存部隊があり、ヤプールも配下を持ち、エースにもウルトラ兄弟と言う強力なバックがいる事が分かった。

 

ゾフィ登場によるウルトラシリーズ初のタッグマッチ。出来れば最後は光線技で決着を付けてほしかった。
因みにウルトラサインは今回が初登場。

 

エースは地底に潜れないらしいが後の「さようなら夕子よ、月の妹よ」では地底に潜っている。半年の間に地底に潜れるように訓練していたのかもしれない。

 

ゾフィからエースに渡されたウルトラコンバーターはエネルギーを回復する道具らしい。

 

今回の話は1989年4月に『ウルトラマン大会』として『ウルトラマンUSA』等と同時上映で劇場公開された。

 

今回の話で特殊技術を担当している大平隆さんは『ウルトラファイト』にも参加している。