帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「ウルトラマン」

ウルトラマン
『ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル』第11話
2008年2月9日放送(第11話)
脚本 荒木憲一
監督 菊地雄一

 

原始怪鳥リトラ(S)
身長 15m
体重 1万t
ゴモラエレキングと共にケイトが召喚したゼットンに立ち向かう。
アタック:600 ディフェンス:800 スピード:1500 必殺技:ファイヤーストライク

 

宇宙怪獣エレキング
身長 20cm~53m
体重 500g~1万5千t
ゴモラと共にベロクロンとドラゴリーと戦い、放電攻撃でドラゴリーを倒した。
その後、ゴモラとリトラと共にケイトが召喚したゼットンに立ち向かう。
アタック:1200 ディフェンス:800 スピード:800 必殺技:放電光線

 

ミサイル超獣ベロクロン
身長 55m
体重 4万4440t
全身の突起物から多数のミサイル、口からは火炎を出す。怪力と熱線を武器に街を破壊する。
ドラゴリーと共にヴィンセント島を襲撃する。圧倒的な火力を有するが、口を開けたところにミサイルを撃ち込まれて体内で大爆発を起こし、続けてゴモラの超振動波を受けて倒された。
アタック:900 ディフェンス:600 スピード:700 必殺技:ミサイルの嵐

 

蛾超獣ドラゴリー
身長 67m
体重 5万8千t
両手からロケット弾、口からは高熱の火炎を吐く超獣。とても力が強く接近戦も得意。
ベロクロンと共にヴィンセント島を襲撃するがエレキングの放電攻撃を受けて倒された。
アタック:900 ディフェンス:800 スピード:800 必殺技:誘導攻撃

 

宇宙恐竜ゼットン
身長 60m
体重 3万t
攻撃力、防御力、必殺技、全てがとても強い怪獣。その昔、ウルトラマンを倒した事もある。
アタック:1300 ディフェンス:1000 スピード:900 必殺技:一兆度の火球

 

どくろ怪獣レッドキング
身長 45m
体重 2万t
カレンの回想シーンに登場。ベラルゴシティでアーストロンと戦っていた。
アタック:1100 ディフェンス:500 スピード:600 必殺技:怪力パンチ

 

凶暴怪獣アーストロン
身長 60m
体重 2万5千t
カレンの回想シーンに登場。ベラルゴシティでレッドキングと戦っていた。
アタック:1000 ディフェンス:1100 スピード:600 必殺技:諸刃の刃

 

物語
ペンダントの写真に写っていた少女・御蔵カレンと出会ったレイは初代マンとの対面を果たす。
初代マンの結界が弱まってヴィンセント島に近付き始めた怪獣達、その怪獣を倒していくキングジョーブラック、そして最強の怪獣ゼットンを使役するケイト。
レイ達はこの窮地を脱する事が出来るのか?

 

感想
ウルトラマン」と言うストレートすぎるタイトルに驚く。ウルトラシリーズでこんなサブタイトルが作られるとは思わなかった。(しかも、最終回とかでもない!)

 

本作の重要人物である御蔵カレン登場。
惑星ボリスが怪獣惑星になった後、研究所跡で赤ん坊を見付けて面倒を見ていた。
そして初代マンのテレパシーを受け取ってレイと初代マンを引き合わせている。
さらに本作の50年後を舞台にしている西川伸司さんの漫画『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』では主人公・御蔵イオの祖母として登場している。
因みにペンダントの写真に写っていたカレンの父親を演じているのは渋谷プロデューサー。

 

カレンが面倒を見ていた赤ん坊の正体はレイ。実はレイは生まれてからまだ1年も経っていなかった。それを踏まえて振り返ってみるとレイが時々見せる子供っぽさこそ実は彼の素の部分ではないかと思える。
赤ん坊だったレイはカレンがヒロキ達に救助された時に光って消失している。その後、第1話の「怪獣無法惑星」でレイは大人の姿になってペギラの中から姿を現した。
どうしてレイがペギラの中にいたのか説明は無いが、ケイトが人間と関わるとレイが弱くなる恐れがあると話していたので、レイが人間と長く深く接触しないようにケイトがカレンの所からペギラの中へとレイをテレポートさせたのかもしれない。

 

ベロクロンとドラゴリーの超獣コンビがヴィンセント島を襲撃。
それなら前回の「予期せぬ再会」に登場したルナチクスを今回登場させて超獣トリオにしてほしかった。
ベロクロンは今回も口を開けたところに攻撃を受けて形勢逆転されてしまう定番パターン。

 

ゴモラの動きが凄い!
勝利した後の喜び合うゴモラエレキングの姿に和む。

 

アトウは今まで怪獣に襲われなかったヴィンセント島に怪獣が現れたのはレイ達のせいではないかと訴え、そもそも怪獣を操る人間なんて怪しいとレイに疑惑の目を向ける。
この疑問はもっともで、逆にレイをすぐに受け入れたZAPクルーの方がおかしかったと言える。最初の頃はハルナがレイを疑っていたが他の男性メンバーは深く追及せずにレイを仲間として受け入れていた。しかし、怪獣惑星になった所に怪獣使いがいたら、まずはその人物が怪獣事件の原因ではないかと疑うものだと思う。

 

カレンの導きでレイは遂に初代マンと対面する。初代マンは石化しているが確かに生きていた。ウルトラマンの石像は『初代マン』の「バラージの青い石」や『ティガ』を思い出す。
初代マンは自分の命を削ってヴィンセント島に結界を作ったが、その効力は薄れて自分の命も尽きようとしていた。命を削って結界を張るのは『ネクサス』のメタフィールドに似ている。メタフィールドが結界の中に怪獣を隔離するのに対し、こちらは結界の中で人間を保護していると言う違いがあるが。
初代マンはテレパシーでレイに最後の願いを伝える。それは「怪獣から人間を守り、惑星ボリスから脱出する」であった。レイは初代マンが自分を呼んでいる意味は分かったが自分の正体を知る事はまだ出来なかった。

 

石化した初代マンの前にケイトが現れ、かつて初代マンでも倒せなかった最強の怪獣ゼットンを召喚する。
それに対してハルナ兄妹がドラゴンスピーダーで出撃。かつて「伝説の名パイロット」と呼ばれたヒロキが抜群の技術を見せ付ける。どこかの「墜落コンビ」とは違って怪獣に撃墜される事は無かった。

 

ところで前回のキングジョーブラック戦でレイが敗れた後にケイトがバトルナイザーを構えたカットで終わっているのだが、その後に戦ったのだろうか?
ケイトの目的を考えるとレイオニクスバトルに関係無いキングジョーブラックの存在は邪魔なので排除を試みた可能性は高い。(まぁ、可愛い弟を倒した相手に対して敵討ちをしようとしたと言うのもあるかもしれない)