帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「夏の夜の夢」

「夏の夜の夢」
ウルトラマンギンガ』第2話
2013年7月17日放送(『新列伝』第3話)
脚本 長谷川圭一
監督 アベユーイチ

 

宇宙海人バルキー星人(SD)
身長 14cm~49m
体重 150g~2万2千t
追跡魔の矢神の心の闇を使ってダークダミースパークを作り出し、そのまま矢神をケムール人にダークライブさせた。

 

誘拐怪人ケムール人(SD)
身長 14cm~30m
体重 150g~1万5千t
人間大から巨大化して暴れ回る。頭の先にある器官から消化液を放って相手を異次元空間に送り込む。
ダークダミースパークによって矢神がダークライブされていて、素早い動きでサンダーダランビアを翻弄するもギンガには劣り、宇宙空間に投げ飛ばされてギンガファイヤーボールで倒された。
戦いの後、スパークドールズはヒカル達に回収され、消化液で異次元に送り込まれたカッキーも無事に戻ってきた。
『ウルトラゾーン』に登場した着ぐるみを使用している。

 

合成獣サンダーダランビア(SD)
身長 14cm~40m
体重 150g~4万t
ヒカルがウルトライブしてケムール人に挑むも素早い動きと消化液に苦戦する。

 

物語
闇の勢力が動き出した事を知ったヒカル達。
一方、降星小学校の周辺にバイクに乗った追跡魔が現れるようになる。
過去の恐怖が甦った美鈴の前に再び追跡魔が現れ、ダークダミースパークでケムール人にダークライブする。

 

感想
前回ダークライブした山田と木村がホツマによって憑き物を落とされる。
ホツマの人間に取り憑いた闇を追い払える力は終盤の話へと続いていく。
描写はされていないが他のダークライブした人達も憑き物落としをされたのだろうか。

 

闇の勢力が動き出した事を実感したタロウは敵がどこにいるのか分からないとして、ギンガスパークに関する事は他の人には秘密だとヒカルと美鈴に口止めをする。
実際、「夢を憎むもの」で健太が選ばれたのはヒカルの仲間だったから。
しかし、健太が闇の勢力に付け込まれるような心の闇を抱いたのはヒカルと美鈴の秘密の共有に嫉妬したからだったりする。

 

タロウはギンガと言う存在は光の国の歴史にも存在しないと語る。
ここでヒカルは光の国やウルトラマンについて興味を覚え、タロウから話を聞く事に。
後にヒカルは『新列伝』の『ギンガ』本編が無い回でもタロウから過去のウルトラ作品について話を聞くようになり、やがて手に入れた「秘伝の書」を使って自主的に勉強するようになる。

 

銀河神社が焼け落ちているので、ヒカルは降星小学校の教室にテントを持ち込んで寝泊まりしている。
自分が小学生の時だったら憧れるシチュエーション。

 

友也登場。ヒカルの名前と銀河神社の御神体の事を知っていたので、闇の支配者から話を聞いて様子を見に来たと言う感じ。しかし、友也は闇の支配者が白井先生だと知らなかったので、バルキー星人経由で話を聞いたのかもしれない。
ヒカルとぶつかっての登場となっているが、わざわざぶつかる必要は無い。ヒカルに話しかける為にわざとぶつかったのか、ぶつかるつもりは無いのにぶつかってしまって実は内心驚いていたのか。意外と後者だったりして。

 

追跡魔の矢神はバイクで追いかけて女子中学生を怪我させている。これは立派な犯罪。
美鈴も襲われるがタロウがウルトラ念力で追い払う。さり気ないが、ウルトラマンが人間相手に特殊能力を使って攻撃した非常に珍しい場面。

 

前回の「星の降る町」ではバルキー星人が山田と木村を使ってダークダミースパークを生み出したところでシーンが終わっていたが、今回は矢神がケムール人にダークライブするシーンまである。
山田と木村がサンダーダランビアに変身する意味はあまり無かったが、今回は美鈴が子供時代に感じた夜の闇の中の恐ろしい何かを現実の追跡魔に絡ませ、夜の校舎で追いかけてくるケムール人へと繋げた。矢神はバイクに乗っていたので足が速いケムール人はイメージ的にも合っていた。
矢神はイチャイチャしている子供にやたらと苛ついていた。いわゆる「リア充爆発しろ!」であるが、実際は矢神がダークライブしたケムール人が爆発する事になる。

 

前回から何度かヒカルに助けられていた美鈴は自分の無力さに落ち込むも最後は勇気を出してヒカルを助ける。ベタだが良い。
ヒカルも美鈴も気付いていないようだが、前回は逃げられなくなった美鈴を守る為、今回は美鈴の応援を受けてヒカルのテンションが上がったところでギンガのスパークドールズが現れると、この頃のギンガへのウルトライブには美鈴の存在が大きく関わっていた。

 

美鈴は柿崎巡査の事を「カッキーさん」と呼ぶ。『キテレツ大百科』の「ブタゴリラ君」を思い出す。

 

夜の校舎で人間大のケムール人が追いかけてくる場面は悪夢的な雰囲気が出ていた。
巨大化後もヒカル達を狙ってくる事でケムール人の巨大さと怖さが出ていた。

 

ギンガのスパークドールズは戦いの途中でギンガスパークから勝手に現れるので、最初にヒカルはギンガ以外の怪獣にウルトライブする事になる。
今回はサンダーダランビアにウルトライブして電撃を発するも素早いケムール人に避けられ、次に右手を伸ばして捕まえてから攻撃するも今度は消化液を浴びせられてしまう。
敵だった怪獣が戦いを終えたら主人公の味方になると言うのは面白いが、次の話に登場する新しい敵の噛ませ犬になる事が多いのが残念だった。

 

一方のギンガはケムール人を上回るスピードを誇る。
矢神の身勝手な理由による追跡行為に怒りを爆発させたヒカルは「そんなに走り回りたければ地球の周りでも回っていろ!」と言ってケムール人を宇宙へと投げ飛ばすと、今度は逆に追跡魔を追いかけて隕石状の火炎弾ギンガファイヤーボールで倒すのだった。
闇夜に光るギンガのクリスタルがカッコいい! クリスタルがあるので、ギンガはウルトラマンの中でも特に夜が似合う。
月をバックにギンガが飛び立つ場面は『ウルトラマンギンガの歌』の歌詞とも合わさって印象に残る場面であった。

 

空を飛んで宇宙に行った事に感動するヒカル。
ヒカルの話を聞いた美鈴は自分も宇宙に行ってみたいと答える。
そう言えばヒカルは今回の話で、友也はジャンキラーで、健太と千草は番外編の「残された仲間」で宇宙に行っているが、美鈴だけは宇宙に行った事が無かったりする。

 

 

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