帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「夢を憎むもの」

「夢を憎むもの」
ウルトラマンギンガ』第5話
2013年8月7日放送(『新列伝』第6話)
脚本 赤星政尚
監督 梶研吾

 

宇宙海人バルキー星人(SD)
身長 14cm~49m
体重 150g~2万2千t
ヒカル達に除け者にされたと感じる健太の心の闇を使ってダークダミースパークを作り出し、健太をドラゴリーにダークライブさせようとしたが失敗する。
今回は友也の計画に協力した形となっている。

 

ティガダーク(SD)
身長 14cm~53m
体重 150g~4万4千t
闇の支配者がダークスパークでティガのスパークドールズのライブサインをリードした事で闇化して実体化した。
ヒカルと友也を攻撃する。

 

誘拐怪人ケムール人(SD)
身長 14cm~30m
体重 150g~1万5千t
ジャンキラーの中に捕らわれているタロウを助ける為にヒカルがウルトライブした。
自分に消化液をかける事で異次元空間を通ってジャンキラーの内部に侵入したが、見えないバリアーに接触してライブが解除されてしまった。

 

蛾超獣ドラゴリー(SD)
身長 14cm~67m
体重 150g~5万8千t
バルキー星人がダークライブさせる為に健太に持たせたスパークドールズ。
ダークライブする前に健太が正気に戻ったので、代わりにヒカルがウルトライブしてジャンキラーと戦った。
凄まじいパワーを誇るがジャンキラーのパワーとスピードに苦戦する。

 

物語
ヒカル達から除け者にされていると感じる健太の前にバルキー星人が現れる。
一方、ジャンキラーを操縦し、タロウを手中に収めている友也も本格的に動き出す。
そして遂に闇の支配者はウルトラマンのスパークドールズを手に取った。

 

感想
前半はこれまでの話を振り返るような展開。
正直言って、わずか5話で振り返り編をする必要は無かったと思う。

 

ジャンキラーの内部に入ったバルキー星人は友也によって捕らわれているタロウを見て「プレシャスな戦利品じゃないか」と笑う。
友也がタロウを捕らえたのは一週間も前なのに、これまでバルキー星人はジャンキラーの内部に入っていなかったのか。この事からも普段はバルキー星人と友也は別行動を取っている事が分かる。
バルキー星人は「ダークダミースパークを渡してからどれだけ時間が経っているんだ」と催促。それを聞いた友也は「ウルトラマンギンガは僕が倒します」と返答する。

 

怪獣には無いがギンガにはウルトライブできる時間に3分と言う限界がある。
人形になったとは言え元は本物のウルトラマンなので弱点もそのまま引き継がれているようだ。
しかし、後の「漆黒のウルトラ兄弟」では「初代マンで3分の限界が来る前にセブンに切り替える事で時間制限の制約を取っ払う事が出来る」と言うスパークドールズだからこそ出来る裏ワザが使われる事になる。

 

前回の「アイドルはラゴン」で千草もギンガスパークの秘密を知る事になり、事情を知らないのは健太だけとなった。自分が除け者にされていると感じた健太の心の闇を使ってバルキー星人はダークダミースパークを作り出す。
健太は美鈴に気があったが、ヒカルが帰って来たら美鈴はヒカルと良い雰囲気になった。「双頭の火炎獣」ではユウカに想いを寄せるが、火事の中からユウカを助け出したのはヒカルだった。「アイドルはラゴン」で千草を被写体にしようと思ったら今回の話で千草はヒカルと秘密の話をしていた。
さすがにこれだけ続いたら健太も嫌になるよな……。

 

ダークダミースパークを手にした人間は心の闇が増幅され、いずれ犯罪を犯すようになる。
健太はドラゴリーにダークライブして地獄に変えた街の光景を写真に撮ってピューリッツアー賞を取ると宣言。さり気にこれまでで一番ヤバい事をしようとしている……。
説得するヒカルに対して健太は「友達ヅラすんなって!」と反抗するが、ヒカルは「俺達は友達だ! だから友達ヅラすんのは当たり前だ!」と返す。カッとなった健太はダークダミースパークでヒカルを殴るが、実際に暴力を振るってしまった事に戸惑うと、そこをヒカルに殴られて正気を取り戻しダークダミースパークも消滅した。
ダークライブする前に正気に戻れたのは今回が初めて。しかもギンガスパークを使わず人の心がダークダミースパークを消滅させたと言うのは後の話に繋がる。
正気を取り戻した健太は「よく覚えていないが千草に謝らなくてはいけない事をした気がする」と語る。これまでの人々もダークダミースパークを手にしている時は一種の暴走状態になっていたのだろうか?
因みに、この時の会話にあった「健太が千草の写真を撮る」は後に「残された仲間」で実現する事となる。

 

今回の友也の作戦は健太がジャンキラーを操縦していると誤解させてヒカルと戦わせると言うもの。
しかし、視聴者は健太がジャンキラーの操縦者ではない事を知っているので、やや茶番臭がしてしまう。この展開をするのならジャンキラーの操縦者を隠しておいて、操縦者は健太か友也かどっちなのかと言う謎かけを視聴者に対してもした方が良かったと思う。
今回の友也の作戦は手間のかかる割にあまり意味が無かったと思う。劇中でバルキー星人も「手の込んだ真似を」とツッコんでいるし。

 

ジャンキラーを誰が操縦しているのか見極める為にヒカルはドラゴリーにウルトライブする。この事から普通の人間の状態では怪獣にダークライブした相手の正体を見極める事は出来ないが、自分も何かにウルトライブすれば相手の姿を見る事が出来ると言う事が確定した。
今回はジャンキラーを操縦している人物の姿を見る事が出来なかったが、おそらくこれはジャンキラーが他のダークライブされた怪獣と違ってガンパッドで操縦されているからだと思われる。

 

41年前の『A』の「太陽の命 エースの命」では「怪獣より強い超獣」として怪獣ムルチを噛ませ犬にしたドラゴリーだったが今回は自分がジャンキラーの噛ませ犬に……。時代の流れを感じる。

 

「許せないんです。叶いもしない夢を軽々しく口にする人間が」と言うジャンキラーの操縦者の言葉にヒカルは「叶いもしない夢だと!? 勝手に決めつけるな!」と激怒。そこにギンガスパークからギンガのスパークドールズが現れ、ヒカルはギンガにウルトライブする。
地上で戦うと美鈴達を巻き添えにする恐れがあるので戦いの舞台は宇宙へ。まさかの宇宙戦に驚いた。ゼロシリーズを見た後だと予算や時間の厳しさを感じてしまうが、それでもやったスタッフの心意気を買いたい。
ギンガスラッシュで戦いを有利に進めるギンガだったが、ジャンキラーの中にタロウがいた事を思い出して攻撃を躊躇ってしまう。そうこうしているうちにカラータイマーが点滅し、空中でウルトライブが解除されてヒカルの姿に戻ってしまう。
他の作品では意外と触れられていない「ウルトラマンが戦えるのは3分間だけ」と言う設定を戦いの軸に据えたのが良かった。最終的に友也に助けられるのは予想できたが、それでも空から落下中に時間切れで変身が解けてしまうと言うシチュエーションは緊迫感があった。

 

闇の支配者自らがダークスパークでティガのスパークドールズのライブサインをリードすると、ティガのスパークドールズは闇に染まってティガダークの人形に変貌。
友也がヒカルを助けた直後なので、ここで闇の支配者は友也を見限ったと思われる。実際、現れたティガダークはヒカルだけでなく友也にも攻撃を仕掛けてきた。

 

 

ウルトラマンギンガ 2 [Blu-ray]

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ウルトラ怪獣シリーズ 21 ドラゴリー

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  • 発売日: 2013/08/03
  • メディア: おもちゃ&ホビー