帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「霧の中の明日」

「霧の中の明日」
ウルトラマンオーブ』第7話
2016年8月20日放送(第7話)
脚本 小林雄次
監督 市野龍一

 

硫酸怪獣ホー
身長 50m
体重 2万t
8月20日に霧の中からつばさぞう公園に現れた。
人間のマイナスエネルギーに反応する怪獣で、ハルカの「運命には逆らえない」と言う悲しみと絶望のマイナスエネルギーで暴走する。
硫酸の涙を流し、硫酸光線を放つ。
バーンマイトのストビュームダイナマイトで爆発しても霧の状態から復活する事が出来るが、ハルカの意識が変わるとマイナスエネルギーを吸収できなくなり、最後はスペシウムゼペリオンのスペリオン光線を受けて成仏した。

 

物語
「HARUKAの夢日記」と言うサイトでこれまで現れた怪獣が予知されていた事を知ったSSPはサイト主の霧島ハルカに話を聞こうとする。
「運命は変えられない」と嘆くハルカは更にオーブの敗北を予知してしまう。

 

感想
「HARUKAの夢日記」ではマガバッサーの出現が「5月29日」、マガグランドキングの出現が「6月6日」、マガジャッパの出現が「6月10日」、マガパンドンの出現が「7月23日」、ハイパーゼットンデスサイズの出現が「7月30日」、アリブンタの出現が「8月11日」、ホーの出現が「8月20日」となっている。今回の話以外の放送日と劇中の日時が一致していないのが意外だった。

 

ガイさん、遂に他の人の服を無断で着るようになる……。

 

ハルカの予知夢を知ったシンは開発中の未来予測システムに応用できるかもと喜ぶ。
未来予測システムは結局は完成しなかったが、後に「太平風土記」はハルカと同じような予知能力者が未来について書き記したものである事が判明する。

 

今回の隠されたサブタイトルは『セブン』の「明日を捜せ」。どちらも予知能力者の話である。
超能力者がその能力故に大変な人生を送るのは『ティガ』の「拝啓ウルトラマン様」にもあった話で、こちらとは超能力者がウルトラマンの正体に気付くと言う共通点もある。

 

ナオミは幼い頃に光の巨人の夢を見ていて、それがSSPを立ち上げたきっかけとなっていた。今回登場したハルカが見た夢は「未来」に関わるものであったが、ナオミが見ていた夢は「過去」に関わるものである事が後に明らかになる。

 

予知夢でオーブの正体がガイだと知るハルカ。
SSPの場面では普通人のジェッタ達がはしゃぐのに対して特別な存在として話を聞かれたハルカは完全に心を閉ざしていたが、公園の場面では特別な存在であるガイを前にしてハルカが先程のジェッタ達のようにはしゃいでいた。こうしてハルカは予知能力者と言う特別な存在である一方でウルトラマンオーブと言う特別な存在を頼る普通人にもなった。

 

ハルカとの話でガイが「ナターシャを救えなかった時に本当の姿も力も失い、今は他のウルトラマンの力を借りて戦っている」事と「過去は変えられないが未来は変えられる」と言う思いで今も戦っている事が語られる。

 

SSP特製シフォンケーキを作ったのはジェッタなのかな。
ぬいぐるみを直した時の裁縫の技術とか意外と器用。

 

ナオミから「HARUKAの夢日記」の話を聞いた渋川さんは上に話をすると言っていたが、翌日にホーが出現した時にすぐに避難が完了するなど本当に対策を整えていた。この事から渋川さんがビートル隊で発言力がある事が分かる。

 

 

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