「イージス超会議」
『ウルトラマンタイガ』第13話
2019年9月28日放送(第13話)
脚本 足木淳一郎
監督 越知靖
物語
ウルトラマンをE.G.I.S.のイメージキャラクターにしたいと考えるカナはどのウルトラマンをイメージキャラクターにするかヒロユキ達に意見を求める。
感想
恒例となったTVシリーズ中盤での総集編。
ピリカのキャメルクラッチが炸裂!
この時点ではまだ正体が明かされていないけれどアンドロイドのピリカの力でキャメルクラッチを掛けたらヒロユキの体が真っ二つになるか引き伸ばされてラーメンになっちゃうんじゃ……。
社長賞の場面は国家公務員である防衛軍関係では出来ない民間会社ならではの場面であった。
今回は現実世界ではE.G.I.S.がワチャワチャしていて精神世界でもトライスクワッドがワチャワチャしている中、ヒロユキはそれらをちょっと離れたところから傍観している感じだったが、『タイガ』と言う作品自体が今回の話のように中心にいるヒロユキが自己主張しないで皆を見ているところがある。
今回の話は同時期に発売されたキャラクターソングCDに収録されているタイガのキャラソン『超勇者BUDDY GO!』、タイタスのキャラソン『WISE MAN'S PUNCH』、フーマのキャラソン『覇道を往く風の如し』が使われている。
『ウルトラマンタイガ超全集』に収録されている「トレギア物語/青い影」ではタイガスパークが開発されたのは『T』の後でタイガが生まれる前となっている。タイガは4800歳なので『T』から『タイガ』までに最低でも4800年が光の国で経過している事が分かる。
「トレギア物語/青い影」では先にタイガスパークの名前が決まって後にタロウの息子の名前がタイガになっているが、タロウがかつて付けていたタロウブレスレットも同じ流れだったのだろうか?
霧崎がヒロユキの前に現れたがヒロユキに用があったと言うよりヒロユキの中にいるタイガの心を乱すのが目的だったように見える。
『タイガ』は「一人の人間に複数のウルトラマンが合体する」と言う設定が『仮面ライダー電王』のモモタロス達を思わせたが『タイガ』では『電王』のようにトライスクワッドがワチャワチャする話は少なかった。
いくつか理由は考えられるが、平成ライダーシリーズが基本的に二話構成で事件や戦いとは別に主人公達の日常場面も描けるのに対し、ウルトラシリーズは基本的に一話完結で事件を描くだけで手一杯になるのでヒロユキ達の日常場面があまり描けず、トライスクワッドは事件について自分達の知っている知識を披露するくらいの出番になってしまったところがある。ウルトラシリーズでウルトラマンを日常場面にも割り込ませる場合、3人はさすがに多かったのかもしれない。
因みに次作『Z』ではウルトラマンを日常場面に割り込ませる余裕は無いと判断したのかインナースペースに入らないとゼットと会話が出来ないとしてウルトラマンが日常場面に入れない設定を作っている。
今回の話は越知靖さんのウルトラシリーズ監督デビュー作となっている。
民間警備組織 E.G.I.S.
— ウルトラマンブレーザー公式 (@ultraman_series) 2019年9月30日
工藤ヒロユキの日報#ウルトラマンタイガ#イージス業務日誌https://t.co/bk0lV0pH2y pic.twitter.com/DHFUhVyQ9Z
【監督コメント付】『ウルトラマンタイガ』次回予告 第13話「イージス超会議」"ULTRAMAN TAIGA" episode13 Preview + Director interview !!
「その拳は誰がために」前編
『トライスクワッド ボイスドラマ』第13回
挿絵 後藤正行
文芸 飯島幸太
演出 足木淳一郎
まさかのグア軍団登場。
グア軍団は『メロス』の時と『X』の時のがあるが、改造された怪獣が出てくるところは『メロス』版が近い。新しいアンドロ超戦士も登場するし、『メロス』と『X』の間にあるグア軍団のストーリーの補完と言う感じかな。(でも、第15回を聞くと今回のグア軍団は今も滅んでいない感じなんだよな。『X』に登場したグア軍団とはまた違う存在なのかな)
【ウルトラマンタイガ】『トライスクワッド ボイスドラマ』第13回「その拳は誰がために 前編」-公式配信- "Tri-Squad Voice Drama" episode 13