「怪獣千夜一夜物語(前編)「ひとめぼれ」」
『ウルトラQ倶楽部』第13話
2004年1月4日放送(第13話)
脚本 上原正三
演出 飯島敏宏
ひとめぼれ怪獣ヒメ
エリマキトカゲを思わせる体にダチョウの長い首をくっ付けたような姿を持つ。
全体的に小振りで幼い顔立ちをしているのでナレーションは仮に「ヒメ」と呼称した。
一平に惚れたらしく執拗に追いかけてくる。
ステーキングやキバマンモスを従わせた事から頭の鶏冠は実は王冠で正体は怪獣達を統べる「姫」なのではないかと推測された。
暴君怪獣ステーキング
ヒメの3倍の大きさを持つ肉食怪獣。
独特の凶暴さ漂わす外見で人々を絶望させる。
名前の由来は「ステーキ」かな。
原始象怪獣キバマンモス
キバだけでも10mある超巨大なマンモス怪獣。
名前の由来は「マンモス」かな。
物語
午前2時。目を覚ました一平は怪獣が自分のマンションをジッと見ている事を知ってビックリ仰天。その後も怪獣ヒメが執拗に追いかけてくる事から一平はヒメに惚れられたのではないかと考えられる事に。
逃げる一平だったが遂にヒメに捕らえられて車ごと東京タワーの頂上に。そして、空から海から地底から次々に怪獣が姿を現した!
感想
怪獣に惚れられた男・一平の顛末を描くお話(?)。
お正月だからか『Q倶楽部』では珍しく怪獣がたくさん登場する娯楽大作となっている。
ヒメの説明で「ゴジラに比べると小さい」との一文がある。そう言えば初期のウルトラシリーズの頃は他作品の怪獣の名前が出る事があったなぁ。
「怪獣に追われている!」と一平が逃げ込んだのを見て万城目は「浮気がバレて奥さんが怪獣になったか?」と意地悪く返す。
『Q倶楽部』は『Q』から40年経って当時の子供も40代以上になっているので子供番組では避けられていた大人の男女の話にも触れられるようになっている。
と言う事で次回「怪獣千夜一夜物語(後編)「1500万人の餌」」に続きます。