帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「おれのペガサス」

「おれのペガサス」
ウルトラQ倶楽部』第17話
2004年2月1日放送(第17話)
脚本 佐々木守
演出 勝賀瀬重憲
監修 実相寺昭雄

 

ペガサス
イサム少年が世話をしている仔馬でイサム少年の想いを受けて本物のペガサスとなった。

 

物語
昭和43年。イサム少年の日課は牧場に飼われている「ペガサス」と言う仔馬の世話をする事だった。生まれた時から世話をして名付け親でもあるイサム少年のペガサスへの想いは強かったが牧場に売却問題が持ち上がって……。

 

感想
「古き良き時代」と言うより大人が失ってしまった「夢見る少年の強さ」への憧れと懐かしさを感じる話。
大人達の論理で固められている都会のど真ん中をイサム少年が馬を駆り天馬で飛び立つ場面が面白いが、やっぱりこれは映像で見てみたかったなと感じる。これは自分が生まれた時には既に『Q』が放送されてから10年以上経っていて、小説やラジオと言った言葉で伝える作品よりも漫画やTVと言った絵で伝える作品の方に多く触れていたからかもしれない。

 

昭和43年と言えば『セブン』や『マイティジャック』の放送が終了して円谷プロの経営が行き詰まり始めた時期であるが、ひょっとしたら今回はその辺りをイメージした話だったのかな。

 

勝賀瀬重憲さんがウルトラシリーズで演出を担当したのは今回のみとなっている。