「獅子の声」
『ウルトラマンZ』第16話
2020年10月10日放送(第16話)
脚本 小林雄次
監督 越知靖
豪烈暴獣ホロボロス
身長 56m
体重 4万4千t
獅子ヶ丘町に伝承が残されている存在で333年周期で目覚めて滅びをもたらすと恐れられている古代の魔物。
素早い動きと鋭い爪と牙で相手を攻撃する。
太平風土記を解読したユカの「潮騒のさざめき」で大人しくなるがセレブロにギルバリスとギャラクトロンMK2の怪獣メダルを与えられてメツボロスに変異させられた。
寄生破滅獣メツボロス
身長 56m
体重 5万t
セレブロがゼットをデルタライズクローに変身させる為にホロボロスにギルバリスとギャラクトロンMK2の怪獣メダルを与えて無理矢理に変異させた姿。
鋼の爪と荷電粒子砲を得るが強引な変異の為に苦しむ事になり、ベリアロクのデスシウムスラッシュで倒された。
名前の由来は「滅亡する」かな。
海賊宇宙人バロッサ星人(2代目)
身長 2m~53m
体重 110kg~2万5千t
メツボロスとの戦いを終えたゼットの前に現れた。
物語
333年周期で目覚めて滅びをもたらすと言われているホロボロスの伝承を調べるユカ。ホロボロスはユカが怪獣に興味を抱くきっかけとなった存在だった。
一方、ベリアルメダルを奪われたセレブロはゼット達への復讐に動く。
感想
ホロボロスの伝承を記した物として「太平風土記」が再登場。
昔の自分は別の宇宙に同じ名前の物や人がいるなんて出来すぎていないか?と否定的に考えていたが、よーく考えたらどの宇宙の地球にも聖書や日本書紀はあると思われるので、それならどの宇宙にも太平風土記があってもおかしくはないのかなと考えるようになった。
ヘビクラ隊長は皆の前ではホロボロスの存在を信じていないような態度であったが実際にホロボロスが出現すると「やっぱ当たっちまったか……」と呟いている。まぁ、『オーブ』や『ジード』で太平風土記の記述が実際に起こるところを何度も目の当たりにしているからね……。
因みに「本当だったか」ではなく「当たっちまったか」と言っているのは『オーブ』の太平風土記が未来予知だったからと思われる。おそらくジャグラーはホロボロス出現と言う予知が外れてほしいなと言う気持ちだったのだろう。
子供の時のユカはホロボロスに会ったが家族は信じてくれず、ひいおばあちゃんだけが信じてくれた。この事で地球には人間の知らない世界が無限に広がっている事を感じて、その謎を解き明かす為に怪獣の研究者になったとの事。
すっかり怪獣を解剖したがるサイコなイメージが出来てしまったが、怪獣に関わるきっかけ自体は結構オーソドックスなものだった。
こういう伝承系の話だと地元の人間とのやりとりが色々ありそうなのだが今回はユカの回想シーンでひいおばあちゃんが出たくらいであった。おそらくこれはコロナの影響だと思われる。
今回も動きが素早いホロボロス。
よく考えたら50m以上の大きさを持つ獣が目にも留まらぬスピードで動き回っているって恐ろしいな。
ユカの周りでゼットとホロボロスが戦っている場面は本編と特撮の融合が進んだニュージェネレーションシリーズならではの面白い絵になっていた。
前回の「戦士の宿命」でジャグラーとハルキにベリアルメダルを奪われたセレブロはこれまであった余裕が完全に無くなり、ようやく強い怪獣メダルを手に入れるとそれを使ってホロボロスをメツボロスに変異させてゼットと戦わせる。おそらくベリアルメダルを取り戻す為にベリアルメダルが使われているデルタライズクローを出現させようとしたのだと思われる。
因みにセレブロは「借りパク野郎が! ベリアルメダル返せー!!」とゼットに向かって叫んでいるが前回の話でジャグラーは「ベリアルメダルを渡せ」と言って手に入れていて「借りる」とは一言も言っていない。
ホロボロスは初登場となった『R/B』ではクリスタルで召喚される怪獣としてバックグラウンドが紹介されなかったが後の作品で野生の個体が登場して生態が掘り下げられると言う珍しいウルトラ怪獣となった。
メツボロスとの戦いが終わった直後に宇宙からバロッサ星人が急襲!
全く関係無い二つの事件が同じ話で続けて起きると言うのはあまり無かった展開だった。
【📝#ストレイジ活動報告】
— ウルトラマンブレーザー公式 (@ultraman_series) 2020年10月10日
おはようございます☀#ストレイジ広報 のヨシダです∠(`・ω・´)
ホロボロスの伝承は本当でしたね😳!
\\🔍今週のトピックスは?//
・ウルトラマンゼット、伝承との対峙。
・獅子ヶ丘町での現場調査を実施。
⇩活動の詳細はコチラ!https://t.co/WhZj5brT7J pic.twitter.com/pmKxdRHSHQ
今回の話で一般人が殆ど出なかったのはストレイジの調査に協力してくれたからと言う事なのかな。
「何が役に立つかはわからないという話」
『ウルトラマンゼット&ウルトラマンゼロ ボイスドラマ』第16回
脚本 足木淳一郎
CG 渋谷怜央加
編集 坂口俊昭
実は歌が上手かったゼット。
ニュージェネレーションシリーズでは歌手活動もしている声優が担当する事が多くなったので歌が上手いウルトラマンが多い。又、昭和や平成でも団治郎さんや真夏竜さん、V6の長野博さんやつるの剛士さんと作品で歌を担当したウルトラマンは結構いる。
ゼロが言った「何年か前に歌の力をエネルギーに変える装置を科学技術局で研究していた」と言う話は2018年のウルトラマンフェスティバルのキャラクターで後にギャラファイシリーズに登場するソラの事だと思われる。
今更だがウルトラマンが使うアイテムなのにナイトティンバーの肩書きが「魔笛封印剣」と言うファンタジー作品の魔族が関わっていそうな名前なのが面白いな。(因みにベリアロクの肩書きは「幻界魔剣」)
ゼロ、ただでさえ忙しいヒカリに面倒臭い弟子を押しつけるなw
*再生可能になりました。ご迷惑をおかけしました😖
— ウルトラマンブレーザー公式 (@ultraman_series) 2020年10月10日
『ウルトラマンゼット&ゼロ ボイスドラマ 』
第16回「何が役に立つかはわからないという話」
ゼロから発想の訓練として、あるアイデア出しを迫られたゼットだが…?
視聴はこちら⬇https://t.co/gfa4JRJ0YM#宮野真守 #畠中祐 #ZZボイスドラマ pic.twitter.com/KuEzHFp2BH