帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

『ウルトラセブン』

ウルトラセブン
1967年10月1日~1968年9月8日放送

 

「地球は狙われている。今、宇宙に漂う幾千の星から恐るべき侵略の魔の手が……」

 

ウルトラシリーズ第3弾。
ウルトラマン』は人気作品になったが制作が放送に間に合わない恐れが生じたので終了する事になり、東映が『キャプテンウルトラ』を放送する半年間を準備期間に充てて新番組が制作される事となった。
最初に円谷プロは宇宙開発を舞台に宇宙でのウルトラ警備隊の活躍を描く『ウルトラ警備隊』を企画し、その後、ヒーローと怪獣が盛り込まれる事になって、遊星間戦争に巻き込まれた地球を舞台に超能力を持つ少年・諸星弾の活躍を描く『ウルトラアイ』を企画し、『レッドマン』を経て、最終的に『ウルトラセブン』が誕生した。
「ウルトラマンセブン」と間違えられる事があるが、「ウルトラセブン」とは「ウルトラ警備隊7人目の隊員」と言う意味である。又、『ウルトラQ』『ウルトラマン』『ウルトラセブン』と作品名は「ウルトラ◯◯◯」が続いていて、作品名が「ウルトラマン◯◯◯」となるのは『ウルトラマンA』からである。

 

ウルトラセブン(上西弘次 声・森次浩司
身長 40m
体重 3万5千t
光の国M78星雲の観測員340号。
ウルトラセブン」の名前の意味は「ウルトラ警備隊7人目の隊員」。
自分の命を犠牲にして仲間の命を救おうとした地球人・薩摩次郎の勇気ある行動に感動し、薩摩次郎をモデルに地球人モロボシ・ダンに変身してウルトラ警備隊に入隊した。
戦いではアイスラッガーエメリウム光線、ワイドショット等を使用する。
最初は活動時間に制限は無かったが、ポール星人との戦いで弱点の寒さの為に体内のエネルギーを著しく消耗してしまい、その後は太陽エネルギーが残り少なくなると額のビームランプが点滅するようになった。
話し合いで無駄な戦いを回避しようとする事もある。
最後は長い戦いの果てに命を縮めてM78星雲に帰った。

 

ウルトラ警備隊
地球防衛軍が誇る6人の精鋭で、ウルトラホーク1号、2号、3号で数多くの侵略者を撃退した。
地球防衛軍はパリに本部があり世界各地に支部を持ち、宇宙ステーションVシリーズも保有している。極東支部は二子山の地下に建設されていて普段はカモフラージュされている。
R1号等の超兵器が逆に脅威を招いてしまう事もあった。
危機管理がしっかりしているようでしておらず、侵略者の侵入を許す事がかなりあった。

モロボシ・ダン森次浩司
ウルトラセブンが薩摩次郎をモデルに変身した地球人。
怪しさ大爆発な風来坊だがクール星人事件での活躍が認められてウルトラ警備隊に入隊する。
ウルトラアイでウルトラセブンに変身する。透視能力やテレパシー等が使え、ウルトラセブンに変身できない時の為にカプセル怪獣を携帯している。
純粋な地球人ではない為、他の隊員との間に溝が出来てしまう事もあった。
最後は想いを寄せていたアンヌ隊員に自分がウルトラセブンである事を告白した。

ユリ・アンヌ菱見百合子
年齢はおっと失礼。隊歴2年で東京都出身。ウルトラ警備隊の隊員でありながらメディカルルームで看護も担当している。
恐がりなところがあるが徐々に克服していく。
知り合いが事件に巻き込まれる事が多い。
ダンに想いを寄せていて、最後はダンから自分の正体がウルトラセブンである事を告白される。

キリヤマ中山昭二
38歳。隊歴16年で東京都出身。ウルトラ警備隊の隊長。地球の平和を守ると言う立場上、厳しい選択を迫られる事がある。
人間の予知能力や霊感を信じると言う意外な一面がある。

フルハシ・シゲル石井伊吉
29歳。隊歴7年で北海道出身。地球防衛軍きっての怪力の持ち主。
地球の平和を守る為には強力な兵器の所有もやむを得ないと考えている。
故郷に母と妹がいる。又、本人曰く妹の友達であるナツコと言う女性がいる。

ソガ阿知波信介
25歳。隊歴3年で九州出身。射撃の名手。
占星術を気にする癖がある。
京南大学の南部冴子と婚約して周囲に自慢しまくる。

アマギ古谷敏
24歳。隊歴2年で名古屋出身。名プランナー。
ただし、高所恐怖症や火薬恐怖症であったりと現場ではイマイチ。

ヤマオカ(藤田進)
地球防衛軍の長官。侵略に対し毅然とした態度を取り、現場の苦労にも理解を示す。

タケナカ佐原健二
地球防衛軍の参謀。キリヤマ隊長に代わってウルトラ警備隊の指揮を執る事もある。

マナベ(宮川洋一)
地球防衛軍の参謀。キリヤマ、クラタ両隊長の上官でもあったらしい。

 

ナレーション浦野光

 

主題歌『ウルトラセブンのうた』