帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「湖のひみつ」

「湖のひみつ」
ウルトラセブン』制作第1話
1967年10月15日放送(第3話)
脚本 金城哲夫
監督 野長瀬三摩地
特殊技術 高野宏一

 

変身怪人ピット星人
身長 155cm~2m
体重 60kg
2人組で少女に変身する。木曽谷の吾妻湖にエレキングを隠していた。
首から下げているペンダントで相手を硬直死させる。
エレキングを倒されて逃げようとするが宇宙船をエメリウム光線で破壊された。
名前の由来は「キューピッド」から。

 

宇宙怪獣エレキング
身長 20cm~53m
体重 500g~2万5千t
ピット星人が木曽谷の吾妻湖に隠していた怪獣。
口から電気の塊を吐き、尻尾を相手に巻き付けて電気を流す。頭のアンテナを回転させて電波障害を起こす。
ミクラスを倒すが、セブンのエメリウム光線でアンテナを破壊され、アイスラッガーで頭と尻尾を切断された。
名前の由来は「エレキ」と「キング」かな。

 

カプセル怪獣ミクラス
身長 ミクロ~40m
体重 0~2万t
ダンの持つ青いカプセルから登場する。
怪力を武器にエレキングと戦うが倒されてしまった。 

 

物語
木曽谷の吾妻湖で宇宙船の調査をしていたダン達は不思議な少女と出会う。
その直後、ダンは何者かにウルトラアイを盗まれてしまった。

 

感想
オープニング映像にメカのシルエットが使われている事からも分かるように『ウルトラセブン』はメカに力が入れられている。これは日本でも放送されたイギリスの作品『サンダーバード』の影響らしい。

 

ウルトラマン』と比べると制作第1話なのに登場人物の描き分けが甘く、アマギ隊員の印象が薄いのが残念。一方で『ウルトラマン』には無かった一般隊員の描写があり地球防衛軍の組織の大きさが表現されていた。

 

宇宙船を調べる時にフルハシ隊員が「まだ見ぬ敵」と言っている。まだ何も分かっていないのに既に敵扱い。科特隊と比べるとウルトラ警備隊の考え方は危ないが、敵が次々と現れて常に臨戦態勢でいなければいけない状態になっていたのだろう。

 

被害者を装って地球防衛軍基地に入る事に成功したピット星人。
ペンダントを使えば相手を硬直死出来るのにアンヌ隊員には使わなかったのは看護してくれたからなのか、それとも女性は殺さないつもりだったのか。
アンヌ隊員役は当初は豊浦美子さんの予定だったが映画『クレージーの怪盗ジバコ』に出演する為に降板してしまい、菱見百合子さんが代役となった。

 

ピット星人が触れただけで基地の機器が火花を出して壊れたが、ひょっとしたら、ピット星人もエレキングと同じく電気を発する事が出来るのかもしれない。

 

ウルトラホーク1号を撃墜されたキリヤマ隊長達はゴムボートで川を下ろうとしたがエレキングに狙い撃ちにされてしまう。どうして、そんな移動しにくいもので……。

 

アイスラッガーエレキングの首が切られてドパッと血が出たのに驚いた。さすがに刺激が強いと判断されたのか、この後の話ではアイスラッガーで体を切られても体液が出る事は少なくなった。

 

宇宙人とは言え子供が悪役なのはウルトラシリーズでは意外と珍しい。「もっと強い怪物を育てて今度こそ地球上の人間を皆殺しにするのよ」と無邪気に笑っているのが恐い。

 

「地球の男性は可愛い娘に弱いって事が分かったんだもの」と言う名言を吐いたピット星人。確かにダンは少し不審に思ったがフルハシ隊員は何の警戒心も抱かなかった。
ところで「地球の男性も」ではなくて「地球の男性は」となっているが、ピット星人の男性は可愛い娘に弱くないのか、それともピット星人には男性はいないのだろうか?

 

カプセル怪獣ミクラスは最初はレッドキングの予定だったらしい。『ウルトラマン』では大活躍した怪獣も『ウルトラセブン』では宇宙人の道具と言う位置付けにされている。
因みにカプセル怪獣の設定は後に『ポケットモンスター』のモデルとなった。

 

 

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