「熱い子守唄」
『ウルトラファイト』制作第151話
1971年3月9日放送(第112話)
キーラー登場。オリジナル版では「キーラ」だったが『ウルトラファイト』の新撮影編では何故か「キーラー」になっている。抜き焼き編ではちゃんと「キーラ」になっていたのに。
今回はウルトラセブンとキーラーの戦い。
背後からしがみついてくるウルトラセブンに向かって「俺は子守りじゃねぇ!」と振り払うキーラー。どうやらこれが今回のタイトルの由来のようだ。
最後は得意のチョップでウルトラセブンが勝利を収めている。
今回の戦いの舞台は橋の近く。
新撮影編の初期の頃はまだウルトラセブンや怪獣を巨大に見せようとする工夫があったのに、いつの間にかそんな工夫をする気持ちは無くなってしまったようだ。
山田さんのナレーションはこれまで実況風だったのだが、この頃になるとウルトラセブンや怪獣の台詞を代弁するようになり、軽妙な語り口が独自のキャラクターを生み出して『ウルトラファイト』独特の世界観を確立するようになった。
ウルトラセブン○ 対 キーラー●
「赤い抱擁」
『ウルトラファイト』制作第152話
1971年3月18日放送(第119話)
前回のキーラーに続いて今回はゴーロンが登場。ウルトラセブンの前に立ち塞がって、力で優勢に戦いを進める。一方のウルトラセブンは手数の多さで応戦し、最後は鯖折りで逆転勝利。タイトルの「赤い抱擁」とはウルトラセブンの鯖折りの事だったようだ。パワーを誇るゴーロンをパワーで屠ったウルトラセブンの強さが光った。
ウルトラセブン○ 対 ゴーロン●
「この世の果て」
『ウルトラファイト』制作第153話
1971年3月10日放送(第113話)
雪山で出会ってしまったウーとイカルス。共に立ち去りにくく結局は戦う事に。気まずさから微妙に距離を取ってしまう二人がちょっと可愛い。
イカルスはお得意の無茶苦茶戦法を展開。空振りしても何故か当たった音がする不思議なパンチ。
両者退く事を知らず、この世の果てで繰り広げられる死闘は結局時間切れとなるのであった。
ウー△ 対 イカルス△
「狂熱のバラード」
『ウルトラファイト』制作第154話
1971年3月16日放送(第117話)
いきなり雪山でゴーゴーパーティーに興じるウーとキーラー。キーラーは2回目にして物凄い登場をした。
踊っている途中、ウーが間違ってキーラーの足を踏んでしまって喧嘩に突入。雪山をバックに延々と殴り合う二人。戦いはそのまま時間切れに……。
ウー△ 対 キーラー△
「やらずのウー」
『ウルトラファイト』制作第155話
1971年3月25日放送(第124話)
東方・ウーの山。西方・ゴーロン川。四股を踏んで土俵入りする両者。いきなり相撲から始まったのに驚いたが、相撲なのにとっとと蹴り技を繰り出していつものルール無用の戦いになってしまったのにも驚いた。
有利な場所に移動したり目潰しをしたりと勝つ為に色々と仕掛けてくるゴーロン。怒ったウーは逆エビで勝利する。
ウー○ 対 ゴーロン●