帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「全滅! ウルトラ5兄弟」

「全滅! ウルトラ5兄弟 ー地獄星人ヒッポリト登場ー
ウルトラマンA』制作第26話
1972年9月29日放送(第26話)
脚本 田口成光
監督 筧正典
特殊技術 川北紘一

 

地獄星人ヒッポリト星人
身長 50m
体重 6万3千t
投影カプセルで街中に全長200mもの巨人として姿を現す。地球人にエースの引き渡しを要求した。
風地獄に火炎地獄、手からミサイル、頭部の角から光線と多彩な技を持つ。
ヒッポリトカプセルでエースを始めとするウルトラ5兄弟全員をブロンズ像にしてしまった。「宇宙で一番強い生き物」の名に恥じぬ強豪。

 

ウルトラ兄弟
エースからの「S・O・S」のウルトラサインを受けて飛来するが、エースと同じくヒッポリトカプセルでブロンズ像にされてしまった。

 

謎の声
星司と夕子にテレパシーで「エースになってはいけない。お前達に勝てる相手ではない」と忠告する。果たして、その正体は?

 

物語
突然、街中に全長200mもの巨人ヒッポリト星人が現れ、地球人にエースの引き渡しを要求する。
エースはヒッポリト星人に戦いを挑むが、あえなくブロンズ像にされてしまった。エースからのウルトラサインを受けてウルトラ兄弟がやって来るが……。

 

感想
今回からオープニング冒頭の超獣の声が宇宙をイメージさせる音に変わっている。

 

宇宙人なのに「超獣だ!」と言われるヒッポリト星人。まぁ、人型の超獣もいたので仕方が無いかな。やたらと自己紹介をしていたが「私は超獣ではない!」と訴えていたのかも。

 

200mと言う巨大さを誇るヒッポリト星人の投影体だが映像で見る限りはそうは見えなかった。上手くいけば、かなりのインパクトを残せたと思うので残念。

 

TACに次々と寄せられる「エースを早く渡してしまえ」と言う電話。いつもならウルトラマンを応援するであろう子供までもがエースを引き渡せと言う始末。
本当に地球人は勝手で、星司ですら「地球人はエースをもう必要としないのだろうか?」と悩むほど。それでも「エースは最後の最後まで人間の味方だと言うところを見せてやるんだ!」と叫ぶ。
どうしてウルトラマン達はこんな自分勝手な地球人を助けてくれるのだろうか……?

 

謎の声にエースへの変身を止められた星司と夕子。
この時はヒッポリト星人の挑発に乗って冷静さを欠いてたので、この状況では変身しても負けていたと思われる。まぁ、冷静になってから変身しても結局は負けるのだが……。

 

死刑! ウルトラ5兄弟」では喋りまくりだったウルトラ兄弟が今回は全く喋らないのは地球が舞台だったからなのかな?

 

ヒッポリト星人によってブロンズ像にされてしまったウルトラ5兄弟。
地球人をかつてない絶望が襲う……!
と言う事で次回「奇跡! ウルトラの父」に続きます。