帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「美しい男の意地」

「美しい男の意地 ー地獄花・剣輪草 怪獣ケンドロス登場ー
ウルトラマンレオ』制作第7話
1974年5月24日放送(第7話)
脚本 阿井文瓶
監督 外山徹
特撮監督 矢島信男

 

植物怪獣ケンドロス
身長 60m
体重 2万t
地球侵略を狙って宇宙の彼方から地球の様子を伺っていた。まず剣輪草の種を地球に発射し、剣輪草が生長しきって金属のように硬くなると地球に襲来した。
ミサイルを発射する。剣輪草と合体しての風車戦法やブーメラン戦法で一度はレオを倒した。仙台を襲撃すると再び東京を襲うが、レオにブーメラン戦法を打ち破られ、逆にボディブーメランを受けて倒された。

 

物語
カオルちゃんの摘んだ花が宇宙からの花だと見抜いたゲンであったが、カオルちゃんと百子さんに気を使って言い出せなかった。
すると、花は恐ろしい剣輪草に生長してしまう。

 

感想
『レオ』って花とか花畑の登場回数が多い気がする。

 

ゲンはレオの能力で剣輪草の正体を見抜いたが、女性は直感で花に毒があるかどうか分かると言う百子さんに負けてしまう。
レオの能力を使った事を言えないのなら、MACの道具を使って、それを証拠として提示すれば良かったのに。

 

カオルちゃんは花をお父さんとお母さんの写真の前に飾ると言うが今回の話でお母さんの写真が出てくる事は無かった。
カオルちゃんのお母さんの顔が分かるのは「怪奇! 悪魔のすむ鏡」での事。

 

MAC本部で「隊長、綺麗でしょ?」と花を持ってくる白川隊員。やはり気がある?(桃井隊員も一緒だったけれど)

 

百子さんの言葉を気にし、カオルちゃんの優しい気持ちを傷付けたくないと言うゲン。しかし、ダン隊長は「そのくらいの事で女の子の優しさは無くなったりはせん!」と断言。人間はそんなにやわではないのだ。

 

この前後でダン隊長は「何も起こらないかもしれん。しかし、もし何かが起きたら取り返しの付かない事になるかもしれん。多少憎まれても嫌がられても怪しいものはどんどん処理していくのが我々の仕事だ」と言っている。
地球の平和を守る者としての悲壮な決意が感じられるが、実際に害があるかどうか分からなくても多少怪しかったら早めに処理していくと言う考えは危険な気がする。だからこそダン隊長も「毒があるのは我々の方かも……」と呟いたのだろうが……。

 

「男は外に出て戦わねばならん! 何の為だ? 後ろで女の子が優しく花を摘んでいられるようにしてやる為じゃないのか! 男まで女の子と一緒になって家の中でママゴトばかりしていたら、一体どうなる!」。
上のダン隊長の言葉は『レオ』のメイン視聴者が男の子だったのでこのようになったのだろうが、つまりは「誰かが平和に生きている裏では誰かがその平和を守る為に頑張っている」と言う事であろう。

 

怪我をしてもダン隊長が来る前に自ら立ち上がるゲンを見て、少しずつだけど成長しているのを感じる。
百子さんと猛はゲンが巨大怪獣を相手にした特訓をする事に何の疑問も抱かないようだ……。

 

レオとケンドロスの最初の戦いは夕焼けが印象的であった。
この後にケンドロスは仙台を襲ったらしい。ウルトラシリーズで仙台が襲われるのは珍しい。
ケンドロスとの再戦は剣輪草のブーメランを次々に叩き落とすレオが最高に格好良い!

 

ケンドロスは剣輪草が無ければMACでも勝てるらしい。実はあまり強くないのかも?
地球侵略と言う明確な意思があったのだが、やはりバックにマグマ星人がいたのかな?

 

今回の話は外山徹監督のウルトラシリーズ監督デビュー作となっている。