「ベッドから落ちたいたずら星人 ー虹怪獣レンボラー コロ星人登場ー」
『ウルトラマンレオ』制作第23話
1974年9月13日放送(第23話)
脚本 若槻文三
監督 深沢清澄
特撮監督 高野宏一
快人コロ星人
身長 140cm
体重 40kg
地球より2000年は進んでいるコロ星からやって来た。150kgまで乗れる空飛ぶベッドで宇宙を移動している。
音楽が大好きで陽気でいたずら好き。本人曰く嘘吐かない。宇宙食110番(ドーナツ)が好物。チビのくせに意外と大食いで東京中のドーナツを全部食べてしまった。
発信尻尾でレンボラーをコントロールしている。尻尾が切れるとコントロールできなくなってしまうが20時間で回復する。(逆立ちをすると少しだけ回復が早くなるらしい)
実はもう立派な大人で子供が43人、孫が64人、曾孫が14人もいる。
虹怪獣レンボラー
身長 57m
体重 3万6千t
普段は宇宙にいるがマッハ32で地球にやって来た。レオの初登場曲で登場する凄い奴。実は暴れん坊なのだが、コロ星人の発信尻尾でコントロールされている。
身軽で地球面宙返り2回転を披露する。その他にも色々と特技を持っているらしい。雨は嫌いだが虹は大好物で食べると100倍にパワーアップしてしまう。レオとは空手やボクシングで勝負した。
名前の由来は「レインボー(虹)」かな。
物語
ベッドから地球に落ちたコロ星人は助けてくれたリトルマック隊へのお礼として怪獣レンボラーを呼び寄せる。
感想
リトルマック隊のキャラクターが立っているコメディ作品。
ウルトラシリーズでセルフパロディをしたのは今回の話が初めてかもしれない。リトルマック隊長のダン隊長のモノマネはもっと徹底しても良かったと思う。
トオルとカオルちゃんの体重が判明する。トオルは35kg、カオルちゃんは25kgとなっている。
レオとレンボラーの戦いは完全にコメディになっている。
ボクシング対決はゴングが鳴り、どこからともなく歓声が聞こえ、カオルちゃんがラウンドガールを務め、コロ星人がセコンドを務めると徹底していたのが良かった。でも、2分40秒はとっくに過ぎたと思うが……。(7ラウンドまでしているので単純に考えて21分)
大槻隊員は今回の話と「かぶと虫は宇宙の侵略者!」のみの登場となっている。
「かぶと虫は宇宙の侵略者!」で他の隊員とじゃれあっている以外は殆ど出番が無いのにフルネームが設定されているので、当初はレギュラーの予定だったのかもしれない。
コロ星人の声を担当しているのは高橋和枝さん。
高橋さんとカオルちゃん役の富永美子(現・冨永みーな)さんは『サザエさん』の磯野カツオ役と言う繋がりがあるが、円谷プロ作品ではブースカ役と言う繋がりがある。
うーん。今回はあまり書く事が無い……。ま、見て楽しいコメディ作品はそういうものか。