グルータス星
アンドロ星では見られない色の綺麗な花が咲き乱れる緑の巨大惑星。
実はグア軍団の前線基地で、この星の花はバゼリアの魔力でスリーピーマルボと言う眠気を催す特殊な匂いを撒き散らす花サタンビューティーに変えられていた。
ファイティング・ベムバゼリア
身長 59m
体重 5万9千t
ギナのファイティング・ベムでグルータス星の花をサタンビューティーに変えていた。
両手の蔦や頭から発する目潰し攻撃でメロスやフロルを追い詰めるが、弱点である頭をダブルサーベルで攻撃されて消滅した。
ちょこまかとポーズを付ける。
名前の由来は「パセリ」から。
第10話(1983年3月11日放送)
ナッツ星に続いて今度はグルータス星を探索する事にしたメロス達。
グルータス星を見たメロスは「何となく不気味な星だな……」と呟く。
おいおい、星の住人に失礼だぞ。
前回のバトルで受けた傷の具合を聞かれてマルスは「ほんのかすり傷さ、もう大丈夫!」と答える。
いまだに動けないウルフとはえらい違いだ。
ウルフのダメージが大きかったのか、マルスのダメージが小さかったのか。それともマルスの回復力が高いのか、ウルフの回復力が低いのか……。
ジュダの復讐を誓い、メロスとマルスを炎と鞭で苦しめる様を想像するギナ。はっきり言って恐い。
緑溢れるグルータス星に降り立ったメロスは宇宙警備隊の隊長から聞いた青い水を湛えた美しい草花が咲き乱れる美しい星、太陽系第三惑星・地球の話を思い出す。
ついさっきまで「何となく不気味な星」と言っていたのにね。
第11話(1983年3月14日放送)
グルータス星の美しい草花を楽しむメロスとマルス。
フロルも行きたいと訴えるがあえなく却下されてしまう。
それにしても、マルスに花を愛でる心があったとは意外だ。
結局、フロルは勝手にアンドロ艇を抜け出してグルータス星に向かってしまう。
綺麗な花を見付けたフロルは「一体、何て言う名前の花かしら? そうだ! この花に名前を付けよう!」。
って、勝手に名前を付けて良いの?
「愛のトキメキ……ラヴリー・テンダー」「銀河の緑……ミルキー・ハート」「天使の微笑み……エンジェル・スマイル」。
フロル、乙女回路全開。
そこに忍び寄るバゼリアの蔦。
ナレーション「フロル! フロルったら! ほら、もう、気付かないのかなー? まったく……、花に夢中なんだから。知らないよー! もう!」。
なんかフロルにだけ喋り方が違うなぁ、このナレーター。
第12話(1983年3月15日放送)
花の名前を「初恋……ファースト・ラヴ」に決めたフロル。
ここでウルフの事を思い出し、ウルフにファースト・ラヴの花をあげる事を想像する。好きなの?
そこに後ろから襲いかかるバゼリア!
しかし、「えい! こんなもの!」とバゼリアの蔦を切る意外と強いフロル。
「どうしたの? かかってらっしゃい!」。
そこに今度はギナが現れて「バゼリア! こんな小娘相手に何をモタモタしているの!」と檄を飛ばす。
ジュダと違ってギナの配下は大変そうだ。
助けを求めるフロルのテレパシーが届かないメロス達。これもバゼリアの魔力なのだろうか?
第13話(1983年3月16日放送)
サタンビューティーのスリーピーマルボで眠ってしまい敗北を喫したフロル。眠っている間に蔦で木に縛られてしまう。一対一なら勝てていそうだっただけに残念。
「マルス、今、何か聞こえなかったか?」とようやくフロルのテレパシーを感じ取ったメロス。しかし、マルスは「いや、別に?」。
そりゃないだろうと言いたいところだが、フロルも「助けて、メロス……」とメロスにしか助けを求めていなかったからなぁ。
「フロル! いい加減に目をお覚まし! お嬢さんにこれをプレゼントしよう」と鞭で引っぱたくギナ。サドだね。
第14話(1983年3月17日放送)
フロルを盾にしてメロス達も倒そうとするギナだったが、メロス達の奇襲を受けてあえなく失敗。
「こんなに早くやって来るとは!?」と驚くギナだが、敵がどこにいるかぐらいは常に把握しておいた方が良いぞ。
メロスはなんとバゼリアの急所にパンチを連打!(ひょっとしたら、お腹だったかもしれないが)
バゼリアはメロスの周りを緑色に塗り固める目潰し攻撃をするが「メロスワイパー」で掻き消されてしまい、弱点である頭をダブルサーベルで攻撃されて「ダメダメダメダメ! 消えちゃうよ~」の言葉通り消滅した。
それにしても、どうして一番最初にメロスとマルスをサタンビューティーのスリーピーマルボで眠らせなかったのだろうか? ギナがフロルを一番最初に虐めたいとでも言ったのだろうか?
「この恨みは必ず晴らしてやる!」と言い残して退却するギナ。
バゼリアの魔力が消え、今後のグルータス星は宇宙を旅する人々に夢とロマンを与え続けていくだろうとメロスは語る。
「フロルは笑顔を取り戻した。だが、皆が心から笑える日はいつか。宇宙の平和を守る為、アンドロ超戦士は明日も戦い続けるのだ」。