エープ星
I星雲にあるウルフの親友エルパがいる星。
カルパー星との間で定期連絡を取り合っている。
遙か昔に伝説の最終兵器に関するペンダントが発掘され、代々受け継がれている。
エープ星人エルパ
身長 50m
体重 3万3千t
ウルフとは宇宙平和連合の研修会で一緒だったと言う親友。
傷付いたメロス達を家に招いて休ませる。
かつてエルパの友人もグア軍団の罠にどっぷりはまって命を落としたらしい。
アンドロ艇によく似た、エープ星に代々伝わるペンダントをメロス達に見せる。
エドラスに捕らえられるが、ジュダに追い詰められたウルフを助けて倒されてしまう。
ニセエルパ
身長 50m
体重 3万3千t
エドラスが捕らえたエルパに変身した姿。本物と違って両腕に甲冑を着けている。
メロス達から伝説の最終兵器に関する事を聞き出す。
ウルフを一人誘き出して倒そうとする。
ファイティング・ベムエドラス
身長 60m
体重 5万9千t
ジュダの新たなファイティング・ベム。
エルパを捕らえてニセエルパに変身し、ウルフを一人誘き出して倒そうとするが失敗する。
投げると爆発するブーメラン・カッターでウルフとマルスを追い詰めるが、エルパを倒された怒りで逆転され、マルスに羽交い締めにされたところをウルフのスオードUを受け、最後はコスモバズーカで止めを刺された。
名前の由来は本作の脚本を担当した「江藤直行」さんから。
第30話(1983年4月8日放送)
休息の地を求めて移動するメロス達。
エープ星が敵の星か友好の星か分からないと不安になるがウルフの親友エルパの星と分かって一安心。
て言うか、親友の星くらい分かっておけよ、ウルフ。
一方、グア星ではグア3兄弟が怪獣戦艦を発進させようと準備運動をしていた。
エルパの星で休むマルスだったが容体はあまり良くならない
そりゃそうだ。だって、ただ寝ているわけだから。治療器具とか無いのか?
あと鎧を着たままで寝るのはやはり苦しいと思うのだが……。
第31話(1983年4月11日放送)
エルパによると、マルスの容体は良くなってきたらしい。ただ寝ているだけなのに……?
アンドロ超戦士は回復力が高いのか、それともアンドロ艇には寝る場所すら無いのか……?
苦しむマルスを見てウルフは惑星モールスで襲われた時の事を思い出す。
第32話(1983年4月12日放送)
死の淵から舞い戻ってきたマルス。どうやらナッツ星での戦いを思い出していたらしい。
その後、今度はフロルがグルータス星での戦いについて語り出す。
今回は総集編になっているが、さすがに放送期間2か月の作品に総集編は要らないと思う。(次の最終決戦編が全体的に駆け足な展開だったので、今回の総集編に使った時間を最終決戦編に使ってほしかった)
第33話(1983年4月13日放送)
今度はメロスがデルーマ星での戦いについて語り、ウルフがグア星での戦いについて語る。
ウルフ曰く「我々は共に力を合わせる事で最強のアンドロ超戦士になるのかもしれないな」。
グア星での戦いを思い出したマルスは「フロルには凄いパワーがあるんだよな。一体、どこら辺に隠してるんだ?」とフロルの体を見る。
フロルが「イヤだ! 変な目でジロジロ見ないで!」と言った通り、ちょっとイヤらしい見方だったぞ、マルス。
第34話(1983年4月14日放送)
いつの間にか夕方に。フロルはモルドとギナが言っていた伝説の最終兵器について語り出す。
メロス達は誰も心当たりが無かったがエルパは聞いた事があった。
遠い遠い昔、この宇宙で大戦争があった時、優秀なある科学者が飯も食わずに素晴らしい兵器を開発した。その戦いも終わりを告げ、その兵器があまりにも強大だった為、誰の手にも届かない所に隠してしまったらしい。そんな兵器を使わなくても済む、平和な日々が続くよう祈りを込めて……。
ところで、この後、その伝説の最終兵器とアンドロ超戦士達には密接な関係がある事が明かされるが、その本人達が何も知らず、グア3兄弟やエルパの方が詳しいと言うのはなんとも不思議な感じ。
その伝説の最終兵器を使えば宇宙を征服する事も可能。
グア軍団の目的が分かったメロス達はグア軍団より先に伝説の最終兵器を見付ける事にする。
一方、アンドロ艇を見たエルパはエープ星に代々伝わるペンダントをメロス達に見せる。
そのペンダントは随分昔に箱ごと発掘されたらしいが形がアンドロ艇にそっくりだった。
果たして両者の関係は? いよいよ盛り上がってきたぞ!
第35話(1983年4月15日放送)
アンドロ艇にはフロルにも操作方法が分からないシステムが一ヶ所だけあった。そして、フロルがペンダントをアンドロ艇にセットすると、アンドロ艇が再び勝手に動き出した。
メロスはアンドロ艇には生き物のような意思を感じると呟く。
一方、フロルを一人乗せたままエープ星を飛び立ったアンドロ艇では謎の声が聞こえていた。
「コンニチワ、フロル」。
第36話(1983年4月18日放送)
カルパー星との定期連絡をしていたエルパはジュダに襲われ捕らえられてしまう。
そしてメロス達の所にはニセエルパが……。
メロスのウルトラクロスを通じて聞こえる謎の声。マルスSPで音声を増幅させると、それはアンドロ艇からであった。
アンドロ艇のメインコンピューター・ガルはGシステムにLC(=ペンダント)をセットした事で機能が完全になったらしい。
ガルはフロルがアンドロ人の栄光の王家の子孫で本来なら女王となる人物だった事、伝説の最終兵器が地球にあり、それを探し当てられるのはフロルだけだと言う事を明かす。
アンドロ艇が喋る展開には驚いた。
ところでフロルがアンドロ人の王家と言う事は本人も知らなかったようだ。「本来なら女王になる」と言う説明からも現在のアンドロ人には王家は存在していない事が分かる。一体、何があったのだろうか?
伝説の最終兵器が地球に隠されている事を知ったジュダは肩のトカゲを使ってギナに報告する。あれは通信機だったのか。
フロルが単独で地球に向かった事を知ったギナはピンクの球体に変身して地球に向かうのであった。
第37話(1983年4月19日放送)
アンドロ王家の遠い祖先から授かった任務を果たすべく、宇宙の超伝説に基づいて最終兵器を探しに行くと語るガル。
伝説の最終兵器にはアンドロ王家が深く関わっていたらしい。現在は王家が存在しない事とも関係があるのだろうか?
フロルが伝説の最終兵器を探し当てた時、それを使うのはメロスが一番相応しいとし、メロスに自分達の後を追って地球に来てほしいと告げるガル。
それならメロスも一緒に乗せて地球に向かった方が良かったのでは?
メロスがアンドロ艇を追って地球に向かった事を知ったジュダはマルスは病み上がりなのでウルフを誘き出して倒そうと考える。
そしてニセエルパに騙されて誘き出されたウルフの前にジュダが現れ、金縛り光線でウルフを追い詰める!
第38話(1983年4月20日放送)
ピンチに陥ったウルフだが、そこにマルスが出現!
「こんな事だと思ったぜ! ジュダ! 俺が来たからにはそう簡単にはいかんぞ。傷も治って腕が鈍っていたところだ。久し振りにマルス殺法を見せてやる!」。
カッコイイが、それじゃ悪役だぞ、マルス。
一方、ガルはフロルに地球の事を説明していた。
水と緑に囲まれたこの宇宙で最も平和な星。
アンドロ族の祖先が地球に伝説の最終兵器を隠したのも考えがあっての事。何故なら、いかなる超兵器と言えども武器は一度悪の手に渡れば恐ろしい結果を招く事になるから。
う~ん……。ガルには悪いが、地球にも伝説の最終兵器を悪用しそうな奴らがたくさんいるような気がする……。
伝説の最終兵器の名前はグランテクター。
それを聞いたフロルは自分達が身に付けているコスモテクターに名前が似ていると考える。
ガルによると、グランテクターはこの大宇宙で最強のコスモテクターの事らしい。
ひょっとしたら、一番最初に作られたのがグランテクターで、メロス達のコスモテクターはグランテクターを元に作られた物なのかもしれない。
地球に向かうフロルとアンドロ艇、それを追うギナ、さらにそれを追うメロス。
え? メロスやギナとアンドロ艇の移動速度ってそんなに変わらないものなの?
第39話(1983年4月21日放送)
ニセエルパの正体であるエドラスに苦戦するウルフ。
スオードUとブーメラン・カッターの投げ合いにも負けてしまい、ジュダの長剣バット・キャリバーで止めを刺されそうになるが、そこに本物のエルパが現れてウルフを庇う。
喉にジュダの剣を受けながらも立ち上がって「こんな奴らに負けちゃなんねぇぞ……」と訴えるエルパがカッコ良かった。
エルパが倒された怒りに燃えるウルフとマルス。
マルスがエドラスを羽交い締めにしたところをウルフがスオードUを放ち、最後はコスモバズーカで止めを刺す!
さらにジュダも追い詰めるがあと一歩のところで逃げられてしまう。
メロスとフロルを待てないウルフとマルスは逃げ帰ったジュダを追ってグア星に殴り込む事にするが、果たして!?