帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「運命を越えて行け」

「運命を越えて行け」
ウルトラマンジード』第8話
2017年8月26日放送(第8話)
脚本 柳井祥緒
監督 武居正能

 

ウルトラマンヒカリ
身長 50m
体重 3万5千t
ライザーとゼロ専用のパワーアップアイテムであるニュージェネレーションカプセルを届けに来た。

 

シビルジャッジメンターギャラクトロン
身長 61m
体重 6万1千t
ゼロの抹殺に成功すると活動を停止し、ジードが再び戦えるようになった20時間後に活動を再開した。
今度は2体召喚されたが、ジードクローのディフュージョンシャワーとゼロビヨンドのバルキーコーラスで倒された。

 

物語
伏井出ケイの罠によってゼロが倒されてしまった。
戦うのが怖くなったレイトは家族を連れて街から出ると言い出す。

 

感想
ゼロの新たな強化形態であるゼロビヨンドが登場。
ゼロは『ウルトラ銀河伝説』ではエナジーコアと言う昭和ウルトラの力を得て、『ベリアル銀河帝国』のウルティメイトゼロや『サーガ』のサーガや『ゼロファイト』のストロングコロナゼロやルナミラクルゼロは平成ウルトラの力で変身していて、今回のゼロビヨンドでは遂にニュージェネの力で変身する事になった。
因みに「ビヨンド」は「…を越えて」と言う意味がある。

 

伏井出ケイの正体を知ったリクは「アイツ、ぶっ飛ばしてくる!」と激怒する。
歴代の主人公達も怒る場面はあるのだが、リクのは「ヒーローの怒り」と言うより「キレた」と言う感じになっていて、「正義が悪に怒る」と言うのはでなく「気に入らない」と言う感情が強く出ていて、かなり怖い。

 

ゼロの敗北を受けてレイトは戦うのが怖くなる。そんなレイトにリクは「この街を守れるのは僕達だけ」と訴えるが、それに対してレイトは「僕はこの街を出ます。僕に出来る事はルミナとマユを連れて逃げる事くらい」と答える。
ジード』はリクがいる街に怪獣が集中的に出ているので「街を守る」と言う話になっている。とは言え、伏井出ケイを放っておいたらリクの住んでいる街だけでなく地球そのものが危機に陥る可能性がある。これまでのウルトラシリーズでも「この星を守れるのは自分達だけ」と言う話が何度かあるが、これは地球全体を守る特別チームに所属しているから出来る考えと言え、そう言う地球全体に関わる事が無かったレイトに「地球を守る」と言う考えを持てと言うのは難しく、レイトが「この街が危険なら自分はこの街から出る」と考えたのも仕方が無いと言える。

 

レイトが街を出ようと決めたのはルミナとマユと言う家族がいたから。そして、レイトは普通のサラリーマンなので特別チームの隊員のように自分の力で家族を守る事が出来ない。一方のリクとライハは家族がいないからこそ戦えると言うのもあるが、リクもライハも常人を超えた力を持っているので戦いを選択する事が出来ると言うのもある。
こうして見ると、ゼロを失ったレイトに出来る事は確かに家族を連れて逃げる事くらいである。

 

ライハがレイトを叩く事でレイトのメガネが落ちるが、メガネが無くなっても人格がゼロにならずレイトのままと言う事でゼロが本当にいなくなってしまった事が分かる。

 

レイトの事情をリクは理解できたがライハはリクの話を聞くまで理解出来なかった。おそらくそれは「僕が僕であること」でリクがレイトの家族の話を聞いていた事が大きい。一方のライハはレイトの家族とはまだそれほどの付き合いは無く、レイトともリクの代わりにトレーニングを付けたくらいだったので、レイトの事を「マユの父親」ではなく「共に戦う仲間」と見ていたのかもしれない。
しかし、リクの「レイトさんが死んじゃったら、マユちゃんのお父さんはいなくなっちゃう」と言う言葉で、ライハはあのまま戦いの仲間としてレイトを戦わせていたら、マユを自分と同じ「親に死なれた子供」にしてしまう恐れがあった事に気付く。

 

伏井出ケイの正体を知った後も結局はルミナさんが買った本を地面に叩き付けられないのがレイトさんらしいなぁ。

 

ギャラクトロンが活動を再開した事を知ったリクは戦いへと向かう。
リク「だって、僕はウルトラマンだから」。
決戦での「俺はウルトラマンだ」系の台詞は格好良いものが多いのだが、今回は「レイトはウルトラマンだけれど家族もいるので無理が出来ない」と言う展開の後にリクのこの言葉が来るので「リクは家族がいないのでウルトラマンとして生きるしかない」と言う「追い詰められた覚悟」のようにも見える。(この時のリクはレムとのシミュレーションで自分がギャラクトロンに勝てる可能性は殆ど無い事を確認した上で戦う事を選択している)

 

「こんな頼りない僕だけど、やっぱり守りたいんだ。君も、マユも、君の好きなこの街も全部……。だから、祈ってて。ヒーローの復活を」。
一度は逃げようとしたヒーローが大切なものを守る為に再び戦う決意をすると言うのはよくある展開なのだが、今回のレイトの決意の場面はルミナとマユと言う家族がいて、そんな家族の思い出が詰まった自宅だった事でより説得力が増した。
ルミナさんはおそらくこの回でレイトには何か秘密があると感じたんだろうなぁ。

 

ジードとギャラクトロンの戦いの場にレイトがやって来て、そこにライハが石化したウルトラゼロアイNEOを持って来るが、今度は「戦え」とは言わず、あくまでレイトの意思に委ねている。

 

レイト「守りたい……! 僕には2万年早過ぎますか? それでもやってみたいんです。皆を守るって事を……!」。
レイトの言葉を受けてウルトラゼロアイNEOが元に戻っていく。
ゼロ「俺の相棒だったら、もう30分早く判断しろ。行くぞ! レイト……!」、
レイト「……はい!」。
そしてレイトはメガネを外してウルトラゼロアイNEOを装着してゼロに変身する!
ゼロ「俺はゼロ。ウルトラマンゼロだ!」。
今まで「2万年早い」=「お前にその資格はまだ無い」と言っていたゼロが今回は「30分遅い」=「お前にはその資格が既にある」と言ったのが上手かった。因みに前回の戦いから20時間経っているのに「30分前」と言ったのは「30分前」=「一話前の話」と言うメタ要素が入っているのだと思われる。

 

ゼロの復活にリクは嬉しそうに「遅いよ!」と文句を言い、それに対してゼロは「よく言うだろう? 主役は遅れて来るってな」と返す。
いやいや! 主役はアンタじゃなくてジードだよ!とツッコみたいけれどゼロならなんか許せる。

 

ヒカリからニュージェネレーションカプセルを受け取る場面でゼロとレイトが同じ大きさで並んで立っている事で二人の関係が実は対等である事が分かる。レイトは強いゼロを自分より上の存在と思っているところがあるが、一方のゼロも自分には無い「父親」と言う部分を持つレイトを自分より上の存在と思っているのかもしれない。

 

ニュージェネレーションヒーローズシリーズから変身バンクの時間が段々と長くなってきたが今回のゼロビヨンドへの変身はかなり長い。

 

ゼロビヨンドはこれまでのゼロとは全く違うデザインとカラーリングとシルエットになっていて、目の部分を変えたらゼロ以外の新キャラと言っても通用するくらいにこれまでのゼロとは変えてきていてかなり挑戦的なものとなっている。

 

ギャラクトロンを倒されて「フッ……。面白い」と言って立ち去る伏井出ケイ。
言葉とは裏腹にメチャクチャ不機嫌なのを隠しきれていなくて、ここまで分かりやすい負け惜しみもそうそう見られない。

 

 

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