帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「宿敵! あねご必殺拳」

「宿敵! あねご必殺拳」
ウルトラマンR/B』第6話
2018年8月11日放送(第6話)
脚本 根元歳三
監督 市野龍一

 

ロボット怪獣メカゴモラ
身長 44m
体重 2万2千t
ロッソとブルの戦い方を分析する為に愛染マコトがメカゴモラクリスタルで召喚した。
二度目に現れた時はコックピットにコマ姐を捕らえていた。
ルフレイムのワイドショットスラッガーで倒され、捕らえられていたコマ姐はロッソウインドのウインディバルーンで助けられた。

 

物語
今日は綾香市の子供達にとって宿敵であったコマ姐が4年振りに帰ってくる日であった。
そこにメカゴモラが出現! コックピットにはコマ姐が捕らえられていた!

 

感想
第2期ウルトラシリーズのようなサブタイトルが印象的。

 

ウルトラシリーズは怪獣や宇宙人と言った非現実的な存在が出てくるので、人間のゲストはあまり突飛な感じにならないキャラ設定になっている事が多いのだが、今回登場したコマ姐は漫画やアニメでもここまで振り切ったキャラはそうそういないんじゃないかと思えるキャラでインパクト絶大だった。
コマ姐は円谷作品と言うより東映不思議コメディーシリーズに出てきそうなキャラだったなぁ。

 

「あなた達は4人家族。いや、5人家族。でも全員が揃っているわけではない」。
占い師はこの場にいるのが4人だったので「4人家族」と言ったが、失踪している母親の存在を感じ取って「5人家族」と言い直したと言う場面なのだが、途中にアサヒの意味ありげな表情を挟み込んだ事で「父、母、兄、弟で4人家族と言ったが途中から妹を加えて5人家族と言った」と言うようにも解釈できる場面になっている。
アサヒ関連の謎はこれまでさり気なく仕込まれていたのだが今回はかなり分かりやすかった。
因みに今回の話の後半でコマ姐のカツミとイサミに対する想いが出てくるのだが、当時既に生まれているはずのアサヒについての言及は全く無い。

 

コマ姐との「あっち向いてほい対決」でグーでもチョキでもパーでもある「ハッピー」を考えるアサヒ。
さすがは愛染マコト、美剣サキ、トレギアを振り回す事が出来る存在であるが、そんなアサヒ考案の「ハッピー」を「失格」の一言で済ませてしまうコマ姐も凄い。アサヒに振り回されなかったキャラってこの人くらいなのでは?

 

今回は前半のコマ姐の話が怪獣とも宇宙人とも全く関係が無い作りになっている。
多くのウルトラシリーズは前半に謎の現象を出してその謎解きをして後半に現象の原因であった怪獣や宇宙人と戦う事になるのだが、今回の『R/B』は前半に湊家の日常を描いて後半に怪獣によってその日常が壊されると言う作りになっている。

 

「怪獣に大切な人が捕らえられているので思うように戦う事が出来ない」と言うのは『オーブ』の「暴走する正義」「ネバー・セイ・ネバー」と同じ展開。
これまでも『オーブ』要素はいくつかあったが、この辺りから本格的に『オーブ』を思わせる描写が増えてくる。

 

 

 

 

*市野監督、それはウルトラではありませんw


【監督コメント付】『ウルトラマンR/B(ルーブ)』次回予告 第6話「宿敵! あねご必殺拳」

 

 

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