帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「凍てついた龍」

「凍てついた龍 -古代怪獣ギガザウルス登場-
ウルトラマンG』第2話
1990年9月25日発売(第1巻)
脚本 テリー・ラーセン(原案 会川昇
監督 アンドリュー・プラウ
特殊技術 ポール・ニコラ

 

古代怪獣ギガザウルス
身長 120m
体重 14万9千t
南極の氷山の中で冬眠していた白亜紀の恐竜。
スタンレーによって冬眠から目覚め急激に巨大化していく。日没になると眠りに就く。
暑さに弱く、太陽の日差しから逃れようとアイスガスを吐いて周囲を冷気で覆う。
強靭な生命力でゴーデス細胞を拒絶したが、スタンレーが起こしたコンビナート爆発による熱で暴れ回った。
マグナム・シュートでアイスガスをはね返され、最後はディゾルバーで分解された。

 

物語
ゴーデス細胞によって地球の気候に異常が現れ、気温の上昇で南極の氷山からギガザウルスが発見される。
ギガザウルスは強靭な生命力でゴーデス細胞を拒絶するが……。

 

感想
原題は「the hibernator」。
「冬眠するもの」と言う意味で、そのままギガザウルスを指している。

 

ゴーデス細胞は生物等に取り憑くだけでなく大気圏を侵食する事で気候に異常を起こしてしまう。
ますます『コスモス』のカオスヘッダーを思い起こさせる。

 

前回は台詞のみだったARMYが登場。
アイクは嫌味な人物として登場しているが、UMAのARMYに対する態度もなかなか嫌味。
UMAとARMYはお互いに縄張り意識を剥き出しにしていて、手柄を取り合ったり責任を擦り付けたりしている。

 

ところで「仮死状態」って専門用語かな?

 

前回同様怪しさ大爆発なジャック。
今回もいきなり現れ、火星からどうやって帰還したのかグレートとの関係はどうなっているのかと言う質問にも「自分にも今はまだ説明できない」と言って結局答えなかった。
結果、後にスタンレーがUMA基地に忍び込んだ時、真っ先にアリバイを確かめられてしまう事になる。

 

チャールズが謎の細菌について話をすると、ジャックは細菌ではなくて正確には細胞だと語る。
火星でグレートに倒されたゴーデスは死んだ振りをして細胞単位で地球に逃げ込み、人類だけでなく生きとし生けるものを滅ぼそうとしている。そして地球の様々な生命を奪い、やがて火星の時と同じ体を取り戻すだろうとジャックはUMAでもまだ把握できていないゴーデスについての説明を行う。
これが気に入らなかったのか、チャールズはジャックの事を皮肉交じりに「博士」と呼ぶ。

 

こんな怪しさ100%なジャックをアーサー隊長はUMAに入隊させたいと言い出すがロイド副隊長は異議を唱える。
ひょっとしたらアーサー隊長はジャックとグレートの関係に気付いているのかな?

 

チャールズとロイド副隊長がジャックに不信感を抱く中、ジーン繋がりからかキムはジャックに好意的だった。
キムはゴーデス細胞が発する電磁波を捉えるセンサーを開発するが今回は使われなかった。

 

グレート「何を迷っているんだ?」、
ジャック「このままだと僕はただの臆病者になってしまう」、
グレート「我々には別に使命がある」、
ジャック「それは君の使命だろ?」、
グレート「ゴーデスを滅ぼさなければ君達も私達も滅ぼされてしまうのだ」、
ジャック「ゴーデスとは戦う。しかし……」、
グレート「では何が問題なのだ?」、
ジャック「僕にとってはやはり人類の平和が一番大事なんだ」、
グレート「ジャック……」。
グレートとジャックの会話だが明らかに意見が対立している。『ザ☆ウル』でもあったが、実写作品で主人公とウルトラマンの意見が対立するのは今回が初めて。
どうやらグレートはゴーデス怪獣以外の事件にはあまり関わらないつもりだが、ジャックは自分の力を人類の平和に役立てる為にUMAへの入隊を考えているようだ。

 

スタンレーは冷却システムを停止させてギガザウルスを冬眠から目覚めさせ、さらにゴーデス細胞を拒絶するギガザウルスを熱で暴れさせる為にコンビナートに爆弾を仕掛ける。
一方のジャックはUMAに無断でハマーに搭乗すると、ギガザウルスを熱の無い所に誘導しようとするが、爆風の向こうにスタンレーとゴーデスの姿を見て動揺し墜落してしまう。
スタンレーはナレーションで「ゴーデスの使い」と紹介されている。スタンレーのような暗躍する人型の敵キャラは当時のウルトラシリーズでは珍しかった。これ以前だと『レオ』のブラック指令くらいかな。

 

ジャックはギガザウルスを倒したくないと言っていたが、グレートはギガザウルスを倒す。
UMA隊員が「これでもう誰にも邪魔をされない」「魂だけでも救われたかね」と言っていたが他に救う方法は無かったのかと考えてしまう。
銀色の巨人」でもジャックはブローズに同情的だったのに対し、グレートは普通に戦って倒していた。
ジャックの時はジャックの、グレートの時はグレートの人格が前面に出るが、グレートはジャックと違って怪獣にあまり同情せずゴーデス打倒の使命を優先させているようだ。

 

今回のアーサー隊長はグレートを攻撃しないでギガザウルスとの戦いを見守っていた。
どうやらグレートを利用して怪獣を倒そうと考えているようだ。

 

「これからは一緒に戦ってくれる?」と言うジーンの問いかけにジャックは「同じ人間としてね」と答える。
この事からUMA入隊がグレートの意思ではなくジャックの意思である事とジャックはあまりグレートの力を使いたくない事が分かる。

 

ところでジャックは無断でハマーに乗った時に「それはデリケートな上に非常に値が張る機体だ」とアーサー隊長に注意されていた。その時のジャックは「自分はアストロノーツでハマーの操縦ぐらい簡単」と答えていたが結局は墜落している。それでもロイド副隊長の質問に「ハマーはまだ十分に飛べる」と平然と答えているが、どう考えてもダメそうに見えるんですけれど、スペースカウボーイさん……。

 

 

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