帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「その名はウルトラマン」

「その名はウルトラマン -ケムラー登場-
ウルトラマンパワード』第2話
1994年1月21日発売(第2巻)
脚本 キング・ワイルダー(原案 伊藤和典
監督 キング・ワイルダー
特殊効果 ジョセフ・ビスコーシル

 

毒ガス怪獣ケムラー
身長 85m
体重 3万t
キャンプ地周辺を襲った怪獣。タイプA-17で1976年4月4日に同種が中国で大暴れしている。
普段は地中に潜んでいて、センサーシールドと太陽電池の二つの性能を持つ甲羅を開く事で周りの危険を察知しながら太陽光線を吸収している。
尻尾の触手から硫黄ガスを放射する。長い舌で肉等の餌を食べる。
W.I.N.R.の誘き出し作戦で姿を現し、パワードに甲羅をこじ開けられて弱点である脳を露出され、ストライクビートルの攻撃を受けて倒された。
ベック曰く「親しみのもてる顔じゃない」、カイ曰く「お化けイグアナ」。

 

物語
キャンプ地でキャンパーが何物かに襲われた。
怪獣ケムラーを発見したW.I.N.R.はケムラー殲滅作戦を開始する。

 

感想
原題は「Catch a Kemura by the Tail」。
ケムラーの尾を掴め!」となる。
『初代マン』の「電光石火作戦」と「噴煙突破せよ」をミックスした話で「怪獣に対して作戦を展開していく特別チーム」と言う基本に則った内容になっている。

 

冒頭のニュース番組でレポーターが「今夜の巨大エイリアンと銀色の巨人が繰り広げた戦いを含めると過去2年間のモンスター襲来は18回となり、一般市民の間に根深い不安が広がっている」と伝えている。
他にもレポーターが「街が戦場になるのを防ぐW.I.N.R.は精彩を欠いている」と苦言を呈したり、サンダースが「パワードは自分達と同じ社会の安全を守る使命を持っている」と答えたりする等、このようなTVを使っての世界観や基本設定の説明は平成ウルトラシリーズに引き継がれていく。
それにしても前回の「銀色の追跡者」のラストにあったサンダースがTVのインタビューを受けに行く展開が次の回の冒頭に繋がるとは予想外だった。

 

パワードはまだ地球上にいるような気がすると呟くベック。これ以降、彼女はパワードに興味を抱くようになる。

 

市民警察に保護された一人を除いてキャンパーが行方不明になり、さらに翌日には牧場から牛が群ごといなくなる事件が起きる。
まるで昔のUFO番組みたいな展開だなぁと思っていたら実際に「これはUFOの仕業だ!」と言う台詞が出てきた。

 

ケムラー出現!
サンダースはエドランド隊長の命令を無視して攻撃するが見事に触手の硫黄ガスを食らって気絶。一緒にストライクビートルに乗っていたヤングはとんだとばっちり……。
だが、ケムラーが再び出現した時はサンダースとヤングは「「その手は食わないよ」」と見事なハーモニーで触手の硫黄ガスを避けている。

 

ケムラーについて「27年前にアジアで大暴れしている」と言う説明がある。
『パワード』が発売された1993年から1994年の27年前は『初代マン』が放送された1966年から1967年になる。
因みに劇中ではケムラーが現れた27年前は1976年となっているので、『パワード』の時代設定は2003年である事が分かる。

 

スカイハンターはなかなか巨大感があったが、全長150mのスペースマミーやアートデッセイ号の二倍以上の大きさを誇る全長313mと言う設定を知ると巨大感をもっと出しても良かったかなと思う。

 

カイは演じているケイン・コスギさんのイメージから肉体派と思ってしまうが劇中では幼くてひ弱に見える。そういう人物が巨人ウルトラマンに変身すると言うギャップが面白い。

 

スカイハンターのウィンチを自ら操作するエドランド隊長。
現場の方が肌に合っているのだろうが、やはりこの人は隊長には見えず、ベックの方が隊長に見えてしまう。

 

行方不明になっていたキャンパーを発見したカイはケムラーに襲われるがパワードに変身する。
しかし、サンダースがケムラーを攻撃しようとしたところにパワードが現れて攻撃が当たってしまう。「何で邪魔する!? どっから来たわけ?」と怒るサンダースだが、その後はパワードが甲羅をこじ開けて露出させた脳を攻撃して見事に勝利を収めた。
そう言えば劇中の人々はウルトラマンがいつどこから現れるのか分からないので、攻撃の最中にウルトラマンが割り込んでしまう形になる事があり得るんだな。

 

前回の「銀色の追跡者」でサンダースはパワードの事を「自分達を虫けらと思っているかもしれない」「敵かもしれない」と考えていたが、バルタン星人との戦いを経て「自分達と同じ社会の安全を守る使命を持っている者」と考え、「どっから来たわけ?」と対等の立場でツッコミを入れられるまでに受け入れている。

 

戦いが終わって、行方不明のキャンパーとカイも救出された。
サンダース「例の巨人が来てくれてラッキーだったな。どうやら味方らしいぜ。何者なんだ?」、
カイ「彼は究極のヒーローさ」、
サンダース「ウルトラヒーロー!」、
カイ「いや、ウルトラマンだ」、
ヤング「確かに女性には見えないわ」、
サンダース「ウルトラマンか……、うん、いいな」。
やっぱり名付けエピソードがあるのは良い。

 

 

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