『ウルトラQ dark fantasy』
2004年4月6日~9月28日放送
「これから30分間、あなたの眼はあなたの体から離れ、この不思議な空間へと入っていくのです」
『ウルトラQ』のリメイク作品。
上原正三さんを始めとした初期ウルトラシリーズのスタッフと八木毅監督を始めとする新世代のスタッフの参加によって『ウルトラQ』のリメイクからジャパニーズホラーやセカイ系を思わせる話までとウルトラシリーズでも特にバラエティ溢れる作品となった。
『ウルトラQ』の『UNBALANCE』時代の要素を前面に押し出した作りになっている他、特撮セットの代わりに実写との合成やCGを使った事から従来のウルトラシリーズとは異なる独自の世界観を作り上げた。
ウルトラシリーズ初の深夜作品で従来より高い年齢層をメインターゲットにしていて後の『ウルトラマンネクサス』や『ULTRASEVEN X』へと続く流れを作った。
坂本剛一(袴田吉彦)
30歳。GLOBAL MAGAZINE JAPAN社所属の記者。
いつも窓際で女の子相手に手品を披露して遊んでいる事から「マド」と陰口を叩かれているが実はかなりのやり手。
劇中では説明無いが大学時代は渡来教授のゼミに所属していた。
ハンバーガーが好き。
楠木涼(遠藤久美子)
25歳。フリーの若手カメラマン。
お節介焼きの下町出身で思い立ったら即行動。
渡来角之進(草刈正雄)
54歳。量子物理学研究30年になる帝都大学理工学部教授。
「多元宇宙と量子脳理論」と言う講座を開いているが内容についていける学生は殆どいない。
広範囲に及ぶ知識で怪事件を解明していく。
玉木(影丸茂樹)
剛一とは旧知の仲の刑事で邪険に扱いながらも剛一と協力して事件に当たる事がある。
先輩の半田刑事曰く「人の話を聞きたがらないところがあるエリート坊ちゃん」。
ナレーション(佐野史郎)
エンディング曲『夕方に咲く花』『つぼみ』