『アニメちゃん』
1984年7月14日公開
脚本 平野靖士・平野美枝
監督 湯浅憲明
『ウルトラマン物語』と同時上映で公開された。その後はイベントでの上映やCSでの放送等はあったがソフト化はされなかった「幻の作品」だったが約40年後の2023年にTSUBURAYA IMAGINATIONで配信される事となった。
パソコンが暴走して主人公のアニメちゃんが描いたブースカ、カネゴン、ピグモンの絵が実体化。実体化した三大愉快獣の「ブーカーピートリオ」が騒動を巻き起こすと言う内容。
ブースカとカネゴンはオリジナルに準じた設定だが何故かピグモンだけは「石油しか食べない」「口から火を吹く」と言う設定が付け加えられている。
主人公の宇良々アニメを演じているのはアニメ作品の『キッズ』で主人公のマーの声を担当している山田恭子さんで主題歌の『アニメちゃんの天使たち』『レッツゴー アニメ』も歌っている。
その他にもウルトラシリーズに縁のある人達が多く出演している。
湯浅監督だからか「怪獣さん大募集」の立て看板に描かれている怪獣がガメラっぽかった。
遊園地の興行師が「怪獣を30年間探していた」と言っているが本作から30年前は『ゴジラ』の公開年となる。
本作で脚本を務めた平野美枝さんは後に『キッズ』でも脚本を担当する事になる。
本作は湯浅監督の円谷作品最終作となっている。