帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

『ウルトラマントリガー』

ウルトラマントリガー』
2021年7月10日~2022年1月22日放送

 

「未来へ続く希望の光! ウルトラマントリガー!!」

 

ニュージェネレーションシリーズ第9弾。
「NEW GENERATION TIGA」と言う副題にあるように『ウルトラマンティガ』を踏まえた作品となっていて、『ウルトラマンティガ』『ウルトラマンダイナ』のテーマや設定や展開を意識した内容となっている。一方でニュージェネレーションシリーズの流れも引き継いでいて、結果的に平成の要素と令和の要素を合わせた「令和版ウルトラマンティガ」が出来上がった。
ウルトラマンティガ』の放送から四半世紀が経ち、『ウルトラマン』を見ていた人達の子供世代が『ウルトラマンティガ』を見て、その『ウルトラマンティガ』を見ていた人達の子供世代が『ウルトラマントリガー』を見るとファンの三世代化が進んだ。その為か『ウルトラマンメビウス』以降の作品は昭和作品のウルトラマンが客演したりその力を宿したアイテムが登場したりしていたが本作では昭和作品のウルトラマンの客演やアイテムは登場しなかった。
同年に「TSUBURAYA IMAGINATION」のサービスが開始されて『ナースデッセイ開発秘話 ~特務3課奮闘記~』や『ウルトラマントリガー エピソードZ』と言ったスピンオフや後日談が配信される等、TV放送にサブスク配信と作品展開の場が二つに分かれるようになっていった。

 

ウルトラマントリガー(岩田栄慶 声・寺坂頼我)
身長 53m
体重 4万4千t
マナカ・ケンゴがGUTSスパークレンスを使って火星の遺跡に眠っていた巨人像と一体化する事で復活した。
GUTSスパークレンスにGUTSハイパーキーを装填する事で様々なタイプに変身して技を発動させる。
元々は闇の巨人トリガーダークであったが光の巨人トリガーになって闇の巨人を封印すると火星で光の化身である人間マナカ・ケンゴを生み出した。
ティガと同じ技の名前を持つがティガとの関係は謎のままとなっている。

 

マナカ・ケンゴ(寺坂頼我)
21歳。シズマ財団の火星開拓局の植物研究センターに勤務する植物学者であったがトリガーに変身した事でシズマ会長の勧めでGUTS-SELECTに入隊する。
「皆を笑顔にする」が目的で「スマイルスマイル♪」が口癖。
品種改良で「ルルイエ」と言う花を生み出し、それを咲かせる事が目標となっている。
実は光の巨人となったトリガーが生み出した光の化身でトリガー本人と言える存在。
皆の笑顔の為に自分の笑顔を犠牲にするところがあって闇の巨人との戦いを終えた後は暴走するエタニティコアを鎮める為に皆の前から姿を消したが、イーヴィルトリガーとの戦いを経て自分が笑顔でいられるGUTS-SELECTにいる事を決める。
名前の由来は『ティガ』のマドカ・ダイゴから。ダイゴを演じたV6の長野博さんと同じくケンゴを演じた寺坂頼我さんも祭nine.と言うグループに所属するアイドルであった。

 

GUTS-SELECT
Global Unlimited Task Squad-SELECTの略称。
怪獣や闇の巨人に対抗する為にシズマ会長が政府に働きかけて設立させた地球平和同盟TPUの対怪獣部隊。
多目的無人可変ドローダーのGUTSファルコンや対怪獣用戦闘艇のナースデッセイ号を使用する。
シズマ会長によって『ティガ』のTPCやGUTSを意識した組織となっているが、雇い入れた多くの宇宙人の技術によってTPCやGUTSとは違った組織として発展していった。

シズマ・ユナ(豊田ルナ)
17歳。女子高校生でありながらGUTS-SELECTの隊員でもある。
シズマ会長の娘。又、ユザレの末裔でもある。18歳の誕生日に母親の形見である指輪を父親から贈られ、その指輪を使ってエタニティコアの力を扱う。
名前の由来は『ティガ』のイルマ・メグミとヤナセ・レナから。

ヒジリ・アキト(金子隼也)
18歳。男子高校生でありながらGUTS-SELECTの隊員でもある。「ウザい」が口癖。
幼い頃から天才と呼ばれていて両親と一緒に世界を守る為の研究に取り組んでいた。
デスドラゴに両親を殺された後はシズマ会長に引き取られ、幼馴染みとなったユナの言葉で立ち直ると彼女に好意を寄せるようになった。
超古代文明の調査を進めてGUTSスパークレンスやGUTSハイパーキーを開発するがトリガーに変身する事は出来なかった。当初はトリガーに変身するケンゴに反発していたがユナの笑顔を守る為にサポートする事を決め、やがてケンゴの笑顔を守ろうとするようになる。
名前の由来は『ティガ』のホリイ・マサミから。

タツミ・セイヤ高木勝也)
38歳。GUTS-SELECTの隊長。
常に冷静沈着に状況を判断して指示を出す。
ケンゴとトリガーの傷の箇所が同じ事から両者の関係に気付いた。
闇の巨人との戦いの後は情報局に異動となり、世界各地で起きていた超古代遺跡への侵入事件を調査する事となった。
名前の由来は『ティガ』のムナカタ・セイイチから。

サクマ・テッシン(水野直)
40歳。GUTS-SELECTの最年長でナースデッセイ号のパイロット。
暑苦しい体育会系の熱血漢。声が大きくてうるさいが良き兄貴分。
名前の由来は『ティガ』のシンジョウ・テツオから。

ナナセ・ヒマリ(春川芽生)
26歳。パイロットで自分が操縦するGUTSファルコンを「ファルコンちゃん」と呼んでいる。
普段は物静かでクールだが操縦席に座ってVRゴーグルを装着するとハイテンションなキャラクターとなる。
ホッタ・ミチルの教え子でミチルの推薦もあってGUTS-SELECTに入隊した。
名前の由来は『ティガ』のヤナセ・レナから。(ゲーム好きはヤズミ・ジュンがモデルかな)

メトロン星人マルゥル(武田彩里 声・M・A・O)
身長 160cm
体重 60kg
地球で気ままに暮らしていたところをタツミ隊長にスカウトされてTPUに入隊した。
TPU技術部特務3課でGUTSファルコンとナースデッセイ号の開発に携わった後はGUTS-SELECTに移動して宇宙人としての知識を使ってオペレーターを務める。
若い宇宙人であるが日本の昭和の文化について造詣が深い。
口は悪いが根は良い子。
名前の由来は「マル=円谷」と「ゥル=ウルトラ」かな。

 

地球平和同盟TPU
ホッタ・マサミチ
(田久保宗稔)
50歳。TPU技術部特務3課の責任者。マルゥルと協力してGUTSファルコンやナースデッセイ号の開発に関わる。
小心者だがガッツウイングがオーバーテクノロジーである事を見抜くなど技術屋として高い能力を誇る。
名前の由来は『ティガ』のホリイ・マサミかな。

ヤザキ・テルミ(山崎紫生)
TPUの経理。規則に厳しく、いい加減なホッタに対して「冷徹」と言われるほど厳しく接する。
宇宙人への偏見が無く、マルゥルや同僚のピット星人とも人間と変わらず接している。ワイルド星人のザガァに一目惚れし、猛烈なアタックの末に結婚に辿り着いた。
名前の由来は『ティガ』のエザキ・ミチルかな。

 

シズマ財団
シズマ・ミツクニ
宅麻伸
60歳。ユナの父親。一代で世界有数の複合企業シズマ社を築き、シズマ財団を設立した。
超古代遺跡で発見された石版から闇の巨人の存在を知り地球平和同盟TPUを設立した。
その正体は『ティガ』の宇宙から来た漂流者で地球平和連合TPCの情報局員だった。

 

イグニス細貝圭
334歳(地球人換算では34歳)。「宇宙一のトレジャーハンター」を名乗っていて「ゴクジョー」が口癖。
100年前にヒュドラムに滅ぼされたリシュリア星の生き残りでヒュドラムへの復讐とリシュリア星の復活を目的としている。
トリガーに倒されたトリガーダークのエネルギーを得て、GUTS-SELECTから持ち出した試作品のGUTSスパークレンスとブランクキーをブラックスパークレンスとトリガーダークキーにしてトリガーダークに変身するようになる。
当初は力の制御が上手くいかず暴走するがアキトにブラックスパークレンスを調整してもらった事で力を制御出来るようになる。
ヒュドラムへの復讐を果たした後はGUTS-SELECTの協力者となる。

 

闇の巨人
妖麗戦士カルミラ(安川桃香 声・上坂すみれ
身長 49m
体重 3万9千t
闇の巨人の首領格でトリガーダークの恋人だった。
執念深くて情熱的な性格をしている。トリガー=マナカ・ケンゴに関しては愛憎入り乱れた複雑な感情を抱いている。
光の鞭カルミラウィップで相手を痛めつける。
徐々に心を壊していき最終的には仲間であったヒュドラムとダーゴンの闇を吸収し、エタニティコアの力で邪神メガロゾーアに変身する。
トリガートゥルースに敗れてケンゴに救われると光の温かさを感じながら消滅した。
『ティガ』のカミーラをモデルにしている。

剛力闘士ダーゴン(桑原義樹 声・真木駿一
身長 62m
体重 6万8千t
闇の巨人の一人で戦いと力のみを真っ直ぐに追い求める武人。
当初は小さくて弱い人間を相手にしていなかったが、それでも闇の巨人に立ち向かうユナ達の姿を見て考えを改めていく。
自分の肉体とエネルギーを使った技を繰り出す。
力を合わせる人間の強さを知り、分裂しつつある闇の巨人をまとめようと苦心する。最後は宿敵であり友となったトリガーとアキトと決着を付けるが、その闇はカルミラに吸収される事となる。
『ティガ』のダーラムをモデルにしている。

俊敏策士ヒュドラ(永地悠斗 声・高橋良輔
身長 57m
体重 5万2千t
闇の巨人の一人で100年前にリシュリア星を滅ぼした。
残忍で陰湿な性格をしている。普段は落ち着いた喋り方だが自分の思い通りにならないと途端に荒々しい本性を現す。
右腕に備えられている刃ダガーヒュドラムで相手を切り刻む。
元からカルミラとトリガーダークに主導権を握られている事を快く思っておらず、段々と自分勝手な行動をするようになり、キリエル人の策略に乗ってカルミラに反逆するが、最後はイグニスが変身するトリガーダークに敗れ、カルミラに闇を吸収された。
『ティガ』のヒュドラをモデルにしている。

闇黒勇士トリガーダーク(石川真之介)
身長 53m
体重 4万4千t
闇の巨人の一人でカルミラの恋人だった。
中に光を抱えていて超古代の戦いでは闇の巨人を裏切って封印すると自分も火星で長い眠りに就き、後に光の化身である人間マナカ・ケンゴを生み出した。
その後は光の巨人トリガーとして戦っていたがカルミラの呪術によって闇の部分が増大して闇の巨人として復活するが、超古代から現代に戻ってきたケンゴが変身したトリガーに倒される。
その後、残されたエネルギーはイグニスに吸収され、以降はイグニスがトリガーダークの力を使って戦うようになる。
『ティガ』のティガダークと『ダイナ』のゼルガノイドをモデルにしている。

 

オープニング曲『Trigger』
エンディング曲『なないろのたね』『明日見る者たち』