帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

『シン・ウルトラファイト』

『シン・ウルトラファイト
2022年5月14日~7月4日配信
監督 樋口真嗣・中川和博・中山権正・上田倫人・小串遼太郎・大庭功陸

 

シン・ウルトラマン』のスピンオフ作品。
本編がシリアスで小難しくて切なかっただけにギャップが凄いw

 

ナレーションは『シン・ウルトラマン』でゾーフィの声を担当した山寺宏一さん。ただ、正確には本作や『続ウルトラファイト』の話の後にゾーフィの話を聞いたとの事。マジかよw
『ファイト』の山田二郎アナウンサーによるナレーションは台本が無くてアドリブだったので状況がよく分かっていなくて言葉に詰まるところがあったが今回は基本的な情報が山寺さんに渡されていたので状況を正確に把握しているし滑らかに言葉が出ている。
ただ、逆に『ファイト』っぽさが薄れたところもあったので、プロレス実況をするアナウンサーに台本無しでやってもらう焼き抜き編も見てみたかった。(清野茂樹アナウンサーとか合いそう)
山寺さんのナレーションは序盤のプロレス実況風より後半の新撮影編での落語の語りっぽい方が合っている感じがした。

 

細かい部分まで『ファイト』が再現されているのだが、まさか焼き抜き編まで再現するとは思わなかった。

 

『ファイト』の新撮影編は着ぐるみでぶっつけ本番でやるからこそ生まれる面白さがあったので、それをCGを使って再現しようとしたのは色々な意味でヤバすぎだった。(褒めています)

 

個人的に好きなのは「プロレス風」ではなくて完全に「プロレス」をしていた「閃光の無観客試合」。担当した中山監督によると本物のプロレスラーがモーションアクターを務めていたらしい。

 

何となくだが『ファイト』に比べて二次創作的な感じを受けた作品だった。

 

本作は『シン・ウルトラマン』と同じ2022年5月に配信が開始されている。公開から一ヶ月経っていない映画の戦闘シーンが公式の配信で見られるとはよく考えたらかなり凄い。

 

樋口監督は本作の他に『続ウルトラファイト』の監督や『ファイト』の紹介番組『ウルトラファイトクラブ』のコメンテーターも務めている。

 

 

作品リスト

焼き抜き編
ネロンガ 出たり消えたり」

ガボラ 死の正拳突き」

「気をつけろ! メフィラスの罠」

新撮影編
「集まれ! 大峡谷の決斗者」

「閃光の無観客試合

「遊星は燃えてゐるか」

「6次元無頼」

「白砂青松 修羅シュシュシュ」

ゼットン 火の車」

潮騒の鎮魂歌」