帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「悪魔の星が来た!!」

「悪魔の星が来た!! ー宇宙怪獣ザイクロン登場ー
『ザ☆ウルトラマン』制作第18話
1979年7月4日放送(第14話)
脚本 梓沢四郎
絵コンテ 八尋旭
演出 安濃高志

 

火焔怪獣ゲロン
身長 114m
体重 8万6千t
悪魔の星が発する放射能の影響で出現したらしい。
口から吐く火焔でコンビナートを襲うが科学警備隊によって倒された。
『初代マン』の「ミイラの叫び」に登場したドドンゴがモデルだろうか?

 

火山怪獣ガドン
身長 123m
体重 6万1千t
悪魔の星が発する放射能の影響で出現したらしい。
科学警備隊とザイクロンの戦いの最中に火山から現れたがジョーニアスによって元の火山口へと戻される。
資料があったので過去に出現した事があると推測される。
ラドンがモデルだろうか?

 

宇宙怪獣ザイクロン
身長 109m
体重 13万4千t
異常に強い放射能を発している悪魔の星のエネルギーが実体化した。地球の生物とは別の生態系を持つ岩石生物。
目から光線を発し、口から炎を吐き、全身から電撃を発する。
120mに超巨大化したジョーニアスのウルトラボディスクリューで倒された。

 

物語
世界各地で怪獣が立て続けに出現し異常現象が続発する。原因は地球に接近していた正体不明の星にあった。

 

感想
当時のアニメ技術では実写特撮の怪獣に対抗するのは難しかったのか、オーソドックス系の怪獣は迫力の弱いものが多かったが、今回登場したザイクロンはアニメだからこそ可能な大掛かりな舞台設定を用意して実写特撮の怪獣に負けない迫力を持つ事となった。

 

地球に接近した正体不明の星が発する放射能は生物を凶暴化させる特質を持っていて、地球はこれまで以上に凶暴な怪獣が出現する危機に陥る。
そう言えば、『ザ☆ウル』の世界は第1話辺りから怪獣が続けて出現するようになったのだが、その明確な理由は語られていない。今回の悪魔の星のように地球も何か特殊な放射能を発するようになったのだろうか?
因みに悪魔の星が発する放射能は特に爬虫類に強く作用するとなっているが、次回から登場する精神寄生体と被る部分があるので特に爬虫類を取り上げなくても良かったと思う。(放送では1ヶ月ほど離れてはいるが)

 

各ゾーンが協力してミサイルで悪魔の星を破壊する事になるが、悪魔の星が光ると怪獣ザイクロンが出現してミサイル群を破壊していく。
科学警備隊の調査により、ザイクロンは悪魔の星が外部からの攻撃に対してエネルギーを集中させて作り上げた怪獣だと判明する。
周囲10kmと小さいが今度の相手は星そのもの。話の舞台が宇宙へと広がっていく展開は実写作品では難しいアニメならではのもので、この世界観は次回から始まるU40編へと繋がっていく。

 

悪魔の星の特殊放射能でジョーニアスは地球で戦う以上のエネルギーを消費して苦戦を強いられるが、スーパーマードックの援護を受けて窮地を脱すると、太陽エネルギーを吸収して120mに超巨大化してザイクロンと悪魔の星を撃破する。
せっかくの超巨大化なのに場所が対象物の無い宇宙空間だったので、その巨大さが伝わらなかったのが残念。超巨大化した後にもう一度ザイクロンと組み合えば良かったのに……。

 

脚本の梓沢四郎さんは『ザ☆ウル』は今回のみの参加となっている。