帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「盗まれた怪獣収容星 ー宇宙怪獣群登場(前編)ー」

「盗まれた怪獣収容星 ー宇宙怪獣群登場(前編)ー
『ザ☆ウルトラマン』制作第35話
1979年11月28日放送(第34話)
脚本 平野靖司
絵コンテ 満田かずほ
演出 辻勝之

 

宇宙海賊インベド人
身長 205cm
体重 220kg
破壊された場所を好む宇宙海賊。
ウルトラ人が作った怪獣収容星プリズンを奪って、地球侵略を開始する。

 

宇宙怪獣ゴードリアン
身長 82m
体重 7万3千t
蝙蝠のような翼を持つ怪獣。
プリズンに収容されていたが、インベド人によって地球に放たれる。
口から炎を吐き、宇宙なのに突風を起こす。
衝撃波でビルを破壊し、科学警備隊や地球防衛軍を返り討ちにするが、ジョーニアスのプラニウム光線で倒された。

 

宇宙怪獣アグジョン
身長 99m
体重 8万8千t
プリズンでジナリオと戦っていた。
プリズンに潜入したマルメ隊員達を襲うが、ステーションホークN3の光子レーザーで撃退される。

 

宇宙怪獣ジナリオ
身長 113m
体重 10万9千t
プリズンでアグジョンと戦っていた。
インベド人によって地球に放たれる。目から怪光線を放つ。

 

宇宙怪獣グロテング
身長 84m
体重 9万4千t
プリズンに収容されていたが、インベド人によって地球に放たれる。
長い鼻から光輪を放つ。

 

宇宙怪獣プラズーン
身長 126m
体重 14万6千t
プリズンに潜入したマルメ隊員達を襲う。
インベド人によって地球に放たれる。
全身を発光させて光線を発する。

 

宇宙怪獣グロル
身長 95m
体重 8万t
プリズンに収容されていた怪獣。

 

宇宙怪獣デスパワー
身長 130m
体重 16万t
プリズンに収容されていた怪獣。

 

宇宙怪獣ズーマ
身長 120m
体重 9万千t
プリズンに収容されていた怪獣。

 

物語
ウルトラ人が凶暴な怪獣達を収容していた怪獣収容星プリズンがインベド人に奪われてしまった。
インベド人はプリズンに収容されていた怪獣を使って地球に総攻撃を仕掛ける。

 

感想
ヘラー軍団編前の通常エピソード最後の話として、U40や怪獣軍団と言った様々な要素をまとめ上げて大きなスケールで展開させた一大娯楽編。
新怪獣をここまで一挙に登場させられるのはアニメならでは。

 

ウルトラ人が造っていた宇宙の怪獣収容星プリズン。
数年前からウルトラ人は凶暴な怪獣達を捕まえて宇宙の果てに追放する計画を立てていて、既に50匹以上の怪獣を捕まえてプリズンに収容していたのだが、インベド人に誘導電波装置を破壊されて、どこかに持ち去られてしまう。さらにプリズンには奪われた場合に備えて自爆装置を仕込んでいたのだが、今の状況では他の星を巻き添えにする危険が生じてしまった。
大賢者も後悔していたが、宇宙に住む生物を自分達の判断で捕らえて追放してしまうのは傲慢と言える。ウルトラマインドで力を持ったウルトラ人はそれを宇宙平和に生かそうとしているが、一歩間違えれば、後に登場するヘラーのように宇宙を自分色に染めようとする危険性を孕んでいる。

 

インベド人によって地球に現れたプリズン。夜空に浮かぶ姿が美しい。
月の3分の2の大きさを持つプリズンの出現で地球に危機が訪れる。このような天体衝突の危機はウルトラシリーズではお約束の一つ。

 

先行してプリズンに調査に向かったマルメ隊員とトベ隊員を救出する為に科学警備隊が宇宙に飛び立つが、ゴードリアンの地球襲来を受けてやむなく退却。
マルメ隊員達を心配するムツミ隊員に向かって、ゴンドウキャップは自分達の第一の目的は地球を守る事として、それで救出が遅れてもマルメ隊員達は分かってくれるだろうと説得する。

 

ゴードリアンの攻撃でスーパーマードックは墜落。バーディが出撃するも、ヒカリは何もせずにすぐさま着陸してジョーニアスに変身する。
バーディでは勝てないのは分かるが、もう少し誤魔化して変身する気は無いのかと突っ込みたくなる。

 

ジョーニアスの登場にゴンドウキャップは「またもウルトラマンの力を借りてしまった」と口惜しそうに呟くが、ゴードリアンが倒されたのを見届けると「これで安心してトベ達を探しに行ける。ありがとう、ウルトラマン」と素直にお礼を述べている。
この相反する二つの感情は『ザ☆ウル』に限らずウルトラシリーズ全般に関わる大きなテーマである。

 

ジョーニアスとゴードリアンの戦いはビルを使って巨大感や破壊力を上手く描いていた。
戦いを終えたヒカリはジョーニアスがエネルギーを使い果たした事を知り、マルメ隊員達を助けたくともジョーニアスに無理はさせられないと堪える。
これがウルトラの星だ!! 第1部」の頃に比べると、ヒカリが冷静に物事を見られるようになっているのが分かる。

 

今回の前後編の絵コンテは満田監督が担当している。

 

トベ隊員がいないのでスーパーマードックの修理が思うように進まず動きが取れない科学警備隊の前にインベド人が新たに3体の怪獣を送り込む!
プリズンが地球にある事を知った大賢者はエレクとロトを派遣。
地球にいたジョーニアスも事件の背後にウルトラ人の造ったプリズンが関係している事を知り、ウルトラ人の責任として戦おうとするが、ヒカリは戦ったらジョーニアスが死んでしまうとして拒否する。両者の関係が「これがウルトラの星だ!! 第1部」と逆になっているのが興味深い。
ヒカリを説得したジョーニアスは戦うが、すぐにカラータイマーが黄色になり、いきなり絶体絶命の危機に陥ってしまう。「立て、ウルトラマン! 頑張れ、ウルトラマン!」。
と言う事で次回「盗まれた怪獣収容星 ー宇宙怪獣群登場(後編)ー」に続きます。