グア星
G星雲のスターマップに載っていない星でグア軍団の本拠地がある。
赤い空と砂漠と岩肌に覆われた星で古代ギリシア風なグア軍団の施設がある。
この星の空気はアンドロ超戦士達には合わない。
怪獣戦艦キングジョーグ
全長 960m
重量 1480万t
モルドが乗り込むキングジョー型の怪獣戦艦で、手の甲から陽電子流撃砲を撃つ。
怪獣戦艦ギエロニア
全長 1313m
重量 820万t
ギナが乗り込むギエロン星獣型の怪獣戦艦で、クチバシの中から陽電子流撃砲を撃つ。
怪獣戦艦ベムズン
身長 990m
重量 1130万t
ジュダが乗り込むベムスター型の怪獣戦艦で、腹部から陽電子流撃砲を撃つ。
ファイティング・ベムザビデン
身長 61m
体重 3万9千t
ジュダの新たなファイティング・ベム。
マルスオーラで一度倒されるがジュダの超能力で復活。今度はコスモバズーカにも耐えられるようになるが、フロルのバリアーに跳ね返された陽電子流撃砲を受けて倒された。
「ザビデン~」とやたらと自分の名前を連呼する。
名前の由来は本作の脚本を担当した「福島征英」さんから。
ファイティング・ベムメカバルタン
身長 50m
体重 2万2千5百t
ジュダの新たなファイティング・ベム。バルタン星人型のロボットか、バルタン星人をサイボーグに改造したものかは不明。
コスモバズーカで一度倒されるがジュダの超能力で復活。今度はスペシャルコスモバズーカにも耐えられるようになるが、フロルのバリアーに跳ね返された陽電子流撃砲を受けて倒された。
無口で「フォッフォッフォ」とも笑わない。ウルフ曰く「ハサミのお化け」。
第20話(1983年3月25日放送)
グア星にて、今度は鎖に捕らえられたフロル。
ギナ曰く「簡単に捕まったわねぇ」。本当にねぇ。
勝ち誇るギナに対してフロルは「平和な宇宙をあなた達悪霊には渡さないわ」と啖呵を切る。
「悪霊」と言う言葉はどこか引っかかるものがあるが、グアの設定と関係があるのだろうか?
デルーマ星での戦いから帰って来たモルド。ナレーション曰く「その様子は明らかに負け犬の姿であった」。
確かに負けて帰って来たんだけど、あんまりな言い方だ……。
その時、デルーマ星ではアンドロ艇が生き物のように勝手に動き出していた! 果たして!?
第21話(1983年3月28日放送)
アンドロ艇が勝手に動いた理由をあくまで推測としながら語るメロス。
前からフロルウイングには何か特殊な力が秘められていると感じていて、今回は助けを求めるフロルのテレパシーをフロルウイングが受け、アンドロ艇の回路に働きかけて自分達をフロルの所へ導いているのだとの事。
推測と言った割には随分と細かい……。
一方、そのフロルはモルド達の尋問を受けていた。
モルドが言うには、広大な宇宙に古くから伝わる超伝説、最終兵器の謎を解く鍵を聞き出す為に今までアンドロ超戦士達を生かしておいたとの事。
実際にモルドはアンドロ超戦士達に止めを刺さなかった事がある。
でも、敗北した後にこう言う説明をされると物凄く負けの言い訳っぽい。
ナレーションが「狂気に満ちたモルドの目を前にフロルはただ怯えるばかりであった」と語っているが、落ち着いているモルドよりヒステリックなギナの方が遥かに恐い。
第22話(1983年3月29日放送)
「アンドロ超戦士が最終兵器の事を知らぬはずはない」と言うギナであったが、フロルは本当に知らず、ただ余計な情報を与えたばかりであった。
一方、アンドロ艇が遂にグア星に到着し、未確認飛行物体の存在を知ったモルドは怪獣戦艦をスタンバイさせる。いよいよ決戦の時が来た!
第23話(1983年3月30日放送)
グア星に着陸したアンドロ艇。
今回はデルーマ星着陸の時にやっていたポーズは一切無し!
やっぱり必要無いのか?
ベムズンを見たメロスは「怪獣戦艦のようだな」と語る。フロルは怪獣戦艦の事を全然知らなかったのに。
ひょっとして、最終兵器の事もフロルだけ知らないのかな?
グア兵が出現。メロスはマルスとウルフにその場を任せるとフロル救出に向かう。
「油断するなよ」と忠告するウルフに向かってマルスは「任せとけって! 俺は自分の力に自惚れなければ、とにかく強いんだから!」と答える。
おい! それを自惚れと言うのだ!
他にも怪獣戦艦を見て「実に大袈裟なお出迎えだな」と言ったり、グア兵に向かって「雑魚共がわんさか出てきた」と言ったり、あまり今までの反省が無いような……。
ウルフは真面目な性格だと思っていたが実は意外と軽い性格でバトル中も色々と喋っていた。
一歩、メロスはフロルを探して霧の中を彷徨っていた……。
第24話(1983年3月31日放送)
マルスとウルフの前に次々と現れるグア兵。しかし、マルス達は余裕でまるで戦いを楽しんでいるかのよう。
グア兵を倒して油断したマルスに怪獣戦艦の陽電子流撃砲が迫る!
何とかウルフに助けられたマルスだったが、やっぱり油断したなぁ……。
それにしても怪獣戦艦はデカい!
フロルを見付けたメロスだったが、そこにモルド達が現れて、メロス達を分断させる事に成功したと宣言。
その頃、マルス達は怪獣戦艦に囲まれていた。
第25話(1983年4月1日放送)
怪獣戦艦はデカいが動きは鈍いと判断したマルス達は陽電子流撃砲をかわしてベムズンの背後に回るが、そこにグア兵が!
マルス曰く「お前ら、一体、何人いるんだ?」。
もっともな疑問。
「フロルと共に地獄に落ちろ!」と言うモルドに対して「ハハハ! 簡単に言うが、貴様達にこの私が倒せるかな? 地獄に落ちるのは貴様達の方だ!」と返すメロス。
カッコイイが、メロスらしくないなぁ。なんだか悪役みたい。
その後も「貴様達は一人では戦えないのか!」と挑発を続けるメロス。
怒ったギナがヒステリーを起こすが、その隙にフロルを救出する事に成功。
モルド達は「生きてこの星から逃げられると思うな」と言い残して退却する。
フロルが救出された事を聞いたマルスは「こちらは鬼ごっこみたいなものだ! コノ! コノ!」と余裕でグア兵をあしらうと「愛しのフロル! 良い声だよ。君の声を聞いたら百人力だ!」と軽口を叩く。
そしてグア兵を全て倒すと「あれ? もういないの?」と不満顔。その時、後ろから何者かに襲われてしまう。
また油断したな。いい加減に反省してくれ!
マルス達のピンチを知ったメロスとフロルは急いで駆けつける事に。
でも、同じグア星なのに、どうして一度宇宙に出るの?
第26話(1983年4月4日放送)
ザビデン、メカバルタン、さらに復活したジュダに苦しめられるマルス達。
メロス達が駆けつけるが新たなグア兵も現れる。
マルスはマルスSPを使ったマルスオーラでザビデンを倒し、コスモバズーカでメカバルタンも倒すが、ジュダの超能力によってどちらも復活し、オマケに同じ技は二度と通じないと言う聖闘士もビックリな凄まじい体質になっていた。
スペシャルコスモバズーカも通じないザビデンとメカバルタンがメロス達に迫る!
メロス達4人が一緒に戦うのは意外にも今回が初めて。
第27話(1983年4月5日放送)
ザビデンとメカバルタンに苦戦するメロス達にさらに追い打ちを掛けるようにジュダは怪獣戦艦はまだ本気を出しておらずグア3兄弟が乗り込んだ時に本来の威力を発揮すると告げる。
長剣バット・キャリバーにモルドからスーパーパワーを貰ったジュダは火花でメロス達を全滅寸前まで追い詰める。
そこにギナがトドメとばかりにギエロニアの陽電子流撃砲を発射するが、その時、フロルの目が光って周囲にバリアーが発生。陽電子流撃砲を跳ね返してザビデンとメカバルタンを一挙に倒してしまう!
物凄い危険を感じた次の瞬間、体に凄まじいエネルギーが流れたと言うフロル。果たして彼女の正体は!?
一方のギナは怒り心頭でフロルは必ず自分の手で仕留めると宣言する。
第28話(1983年4月6日放送)
戦いが終わり、グア兵達の死体を見たメロスとウルフは「ジュダめ……。仲間を葬りもせず、自分だけ逃げるとは薄情な奴だ」、「所詮、グア軍団なんてそんな情け知らずの集まりさ」と吐き捨てる。
でも、今までのグア軍団を見ていたら、今はバトル中なので無理だが、後でちゃんと倒れた仲間達を葬っていそうだ。
「いくらなんでもこのままでは可哀相」と言うフロルの提案を受けてメロス達はグア兵達の墓を作る事に。それを見たギナもつい「泣かせるわ」と呟く。
そこにジュダが来て、さっきはギナが余計が事をしなければ勝てたと文句を言って喧嘩になるが、モルドが「姉弟喧嘩は止めんか! みっともない」と一喝。長男の威厳を見せる。
グア兵達の墓に祈りを捧げて「戦いの後ってのは空しいな……」と呟くウルフ。それにフロルが「戦いに勝った後でもね……」と続ける。
第29話(1983年4月7日放送)
グア星の空気がメロス達には合わない事でマルスが倒れてしまう。
そう言えば、マルスはどのバトルでも結構大きなダメージを負っていた。「もう大丈夫!」と言っていたマルスだが本当は最初のウルフのように傷の治療に専念していなければいけない状態だったのかも。
メロス達はエネルギーを消耗して飛ぶ事も出来ず、アンドロ艇までの遠く険しい道のりを歩く事になる。
勝利する絶好のチャンスだと思うのだが、モルド達はアンドロ艇がグア星を離れるまで攻撃してこなかった。
倒された仲間達を葬ってくれたお礼だろうか? もし、そうだとしたら泣かせる話である。
グアを倒せば争い事や戦いの無い平和な宇宙になると信じるアンドロ超戦士達の戦いはまだまだ続く。