帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「世界の終わりがはじまる日」

「世界の終わりがはじまる日」
ウルトラマンジード』第16話
2017年10月21日放送(第16話)
脚本 安達寬高
監督 坂本浩一

 

遊星人セミ
AIBのエージェント。

 

変身怪人ピット星人トリィ=ティプ
AIBでリトルスターに関する研究を担当していた。
ゴドー=ウィンに襲われるがライハによって助け出される。

 

反重力宇宙人ゴドラ星人ゴドー=ウィン
身長 2m~52m
体重 120kg~4万5千t
AIBの研究員だが本当の目的はAIBが保護しているリトルスター保持者の確保であった。
ライハの反撃を受けて計画が失敗すると巨大化して街を破壊するがベリアルによって倒されてしまった。
AIBの本部に仲間がいてゼナを捕らえようとするが逆に倒されてしまった。
名前の由来はSF作家の「トム・ゴドウィン」から。

 

ウルトラマンベリアル
身長 55m
体重 6万t
異空間から出て地球に降り立つとジードに手を差し伸べる。
ファイブキングとゾグ(第2形態)の怪獣カプセルでキメラベロスにフュージョンライズする。

 

ベリアル融合獣キメラベロス
身長 58m
体重 6万9千t
ベリアルがファイブキングとゾグ(第2形態)の怪獣カプセルでフュージョンライズした。
ジードを取り込むと月へ移動する。

 

物語
ライハに再びリトルスターの症状が現れる。
最近になってライハは謎の人物の声を聞くようになっていた。
「ベリアルが来る……」。

 

感想
遂に異空間からベリアルが出てくる。
意外とあっさりと出てきて驚いた。「僕の名前」の時のゼロでは異空間の出入り口を狭くする事しか出来ず、ベリアルの復活を遅らせる事も出来なかったようだ。本当に「嫌がらせ」レベルの事しかあの時点では出来なかったんだなぁ。

 

世間ではジードを応援する声が大きくなっていったが、「知りたいワイド」のコメンテーターはジードが敵になった時に人類に対抗できる手段が無いとして、パワーアップを続けるジードを危険視する。
リクの事を考えたら酷い発言ではあるがコメンテーターの言っている事は事実である。従来のウルトラシリーズでは『オーブ』の「復活の聖剣」でビートル隊がサンダーブレスターを攻撃しようとしたようにウルトラマンが暴走して人類に危害を加えようとしても特別チームがそれを阻止する事が可能だった。しかし、『ジード』には地球人による特別チームが存在しないので、ジードが暴走した場合、人類には何の手立ても無い。
因みに「知りたいワイド」の調べによると現在はジードを応援する人の方が多いらしい。そんな中でもジードに対して懐疑的な態度を崩さないコメンテーターは軸がブレていないと言う点で評価できる。

 

AIBが保護していたリトルスターの保持者達が様々な能力を披露する。
彼ら彼女らが特殊能力を持っていたのは今回の前後編のみであったが、もし彼らが特殊能力を持ち続けていたら、X-MENシリーズのような超能力を使ったバトルが起きていたかもしれない。

 

リクからベリアルについて尋ねられたゼロは「悪夢を形にしたもの」と答える。ゼロがこのように答えたのは『ゼロファイト』のゼロダークネスの事があったからであろう。もし、これが無ければゼロはベリアルの評価を「強い」だけで済ませていたと思われる。

 

ゼロの答えを聞いたリクは「ベリアルは父親なんです……。ウルトラマンベリアルは僕の父親です……」と告げる。ここであえて「ベリアル」ではなくて「ウルトラマンベリアル」と言ったところにリクの願いが込められているように思える。

 

リクの告白を聞いたゼロは「お互い苦労するよな、変な親父を持つと……」と返す。ここはリクの気持ちを少しでも楽にしようと言うのがあったと思うが、それでもゼロが父親について触れる貴重な場面となった。
ゼロは『列伝』等の作品で他のウルトラマン達について色々と語っているが本編では意外と触れておらず、『ジード』はそんなゼロが父親や師匠について思っている事を聞く事が出来る大事な作品となった。

 

ライハのリトルスターは6年前に消滅したのではなく、感情によって押さえ込まれ観測不能なほどに縮小していた。
感情によって力が上下するのはウルトラマンの力らしいなと思う。

 

伏井出ケイはカレラン分子を振りまいて宇宙を巡回する幼年期放射を地球に引き寄せ、生物の体内に留まらせてリトルスターを生み出していた。
『オーブ』のジャグラーは色々なものを利用して目的を達成しようとしていたが、『ジード』の伏井出ケイは自分が中心となって全てを動かそうとするところがある。ジャグラーが最後にガイと決着を付ける事が出来たら過程はどのような展開を辿っても別に良いのに対し、伏井出ケイは最初から最後までベリアルにとって一番役に立つ存在でありたいと思っている。

 

ゴドラ星人との戦いをライハに任せるモア。
まぁ、実力を考えたら妥当なんだけれど、モアがプロでライハが一般人になるんだよね、一応。
それにしてもライハさん、遂に生身で宇宙人の工作員に勝っちゃったよ。凄い。

 

遂にベリアルが地球に降臨する。
メビウス』の「絶望の暗雲」のエンペラ星人の降臨シーンと比べると、ゆっくりと時間をかけて降り立つ事で周りに恐怖と絶望を与えたエンペラ星人に対し、今回のベリアルはジードと言う目的を最優先に動いている事が分かる。

 

ゼロとベリアルの久し振りの激突!
ゼロビヨンドを見たベリアルは「ひよっこどもの力を集めたところで俺様には勝てん」と挑発する。この時点では直接の出会いは描かれていないが、ベリアルはギンガ達と会った事があるか、直接会ってはいなくても情報は得ているようだ。
ゼロビヨンドとベリアルの戦いはゼロビヨンドが優勢であった。ベリアルも以前より強くなっているかもしれないが、さすがにゼロのパワーアップの早さには付いていけないようだ。ベリアルもその事が分かっていたからこそ、この時点でキメラベロスやアトロシアスと言ったパワーアップの準備を仕込んでいたと思われる。

 

キメラベロスはベリアルとファイブキングとゾグの第2形態の力を融合させたと言うとんでもない設定。後に登場するアトロシアスの設定もだが、この出し惜しみしないでドンドン最強クラスを出してくるのは少年漫画のバトル作品らしくて好き。

 

レイブラッド星人の遺伝子を受け継いでいるベリアルはレイオニクスの力を利用して怪獣カプセルを伏井出ケイに作らせていた。ここ最近、レイブラッド星人やレイオニクスの設定は使われていなかったので『ファイトオーブ』や『ジード』で再び使われたのは嬉しかった。
因みに今回の話でキメラベロスがジードを吸収した場面は『ウルトラ銀河伝説』でベリアルがレイブラッド星人に入り込まれた場面を再現したものらしい。あの時は自分の意思とは関係無く力を与えられた力が今回は自分の意思でジードを取り込んでいる。

 

今回のベリアルはやたらとジードとの親子関係を口にしている。だが、ベリアルに本当に親としての気持ちがあるかと言ったらそこは微妙で、世間一般でよく使われている親子の会話をただ真似しているだけに聞こえる。

 

ベリアルによってジードが泥だらけにされてベリアルと同じ「黒いウルトラマン」になっていく展開が見事。
ここは黒雲や泥と言った戦闘場面がドラマと見事にリンクしていた。

 

 

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