帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「繁殖する侵略」

「繁殖する侵略」
ウルトラマントリガー』第8話
2021年9月11日放送(第8話)
脚本 小柳啓伍
監督 田口清隆

 

ウルトラマンゼット
オリジナル時 身長 2m~52m 体重 120kg~3万3千t
アルファエッジ時 身長 52m 体重 3万5千t
ベータスマッシュ時 身長 52m 体重 4万2千t
ガンマフューチャー時 身長 52m 体重 3万2千t
デルタライズクロー時 身長 52m 体重 3万7千t
イグニスに返してもらったウルトラメダルを使ってアキトに各タイプのGUTSハイパーキーを作ってもらった。
ダダを倒した後、ベリアロクの能力で元の次元に戻れる事が分かり、キングジョーストレイジカスタムを回収して帰っていった。
ウルトラゼットライザーがまだ壊れたままなのでしばらくの間GUTSスパークレンスを借りる事となった。

 

特空機3号キングジョーストレイジカスタム
身長 58m
体重 5万t
ダダに乗っ取られて破壊活動を始める。
ダダを倒された後、ゼットのゼスティウム光線とトリガー・マルチタイプのゼペリオン光線を受けて機能を停止させた。
爆散した部品はゼットとトリガーによって回収され、ゼットによって元の次元へと戻される事となった。

 

三面怪人ダダ
身長 0~55m
体重 0~1万t
ダダ因子と言う謎の粒子から誕生したコンピューター生命体。PDO-3A、PDO-3B、PDO-3Cの三体いる。
世界侵略が目的で世界中の重要システムにサイバー攻撃を仕掛けた。
キングジョーストレイジカスタムを操って破壊活動を行い、ナースデッセイ号に姿を現してテッシン達と戦うがユザレによって撃退される。その後、巨大化してトリガーとゼットに戦いを挑み、キングジョーストレイジカスタムと同化しようとするが機能を回復させたナースデッセイ号の攻撃を受けて消滅した。

 

物語
コンピューター生命体ダダによって世界中の重要システムがサイバー攻撃を受けて街が大混乱に陥る。
GUTS-SELECTはダダからナースデッセイ号を守る為に動き出す。

 

感想
『パワード』のダダがまさかの再登場。しかも当時の着ぐるみが残っていたと言うのが驚き。怪獣倉庫には他に何が眠っているのか……。いつか自分自身の目で見てみたいものだ。

 

実に27年振りの再登場となった『パワード』のダダ。時代が20世紀から21世紀へ、平成から令和へと変わり、世界のデジタル化が進んだ事で『パワード』の時以上の被害が出る事となった。

 

ケンゴとハルキのウルトラマンあるある話が実に楽しい。
そう言えばウルトラマンと一体化した事で自分の体にどのような変化が起きているのか劇中で語られる事って意外と少ないかもしれない。

 

同じウルトラマンとして共感があったからか今回のケンゴはハルキの影響をかなり受けていて、二人に挟まれる位置でタツミ隊長の指示を聞いていたヒマリは思わず「暑苦しいな、この二人……」と呟く。

 

メトロン星人にも頭皮をマッサージするやつって効果があるんだ。

 

ダダの侵略に対抗する為にアキトが動き、ユナがそのフォローを務めるのだが「SCSIケーブルって何?」。
この展開は「一時間の悪魔」でのテッシンの「3番ジェネレーター。おい、アキト、どれだ?」と同じだが、おそらくアキトはこの時のような苛ついた言動はユナにはしないんだろうなぁ。

 

これまでの話でナースキャノンの威力は十分に描かれていたのでダダに乗っ取られて街に向けて発射されそうになる場面のヤバさはかなりのものであった。

 

こういうデジタルの弱さを描いた話だと気合いと根性のテッシンは頼りになる。

 

ナースデッセイ号のメインシステムのダダの侵食箇所を見付けて叩く装置は『パワード』のVHSが発売された時代を思い出すスーパーファミコン風となっていて実に懐かしかった。(コントローラーはファミコンぽかったが自分はそちらの世代)
因みに『パワード』のVHSが発売された頃はスーファミで『初代マン』や『セブン』のゲームが発売されていたが『パワード』のゲームはスーファミではなく3DOで発売されている。(今回のダダの名前の「PDO-3A、PDO-3B、PDO-3C」は「パワード」と「ダダA・B・C」と「3DO」を合わせたものだと思われる)
スーファミ3DOの『初代マン』『セブン』『パワード』のゲームは格闘ゲームであったが今回登場したゲームはヒマリがプレイするので『ゼビウス』のようなシューティングゲームになっていた。

 

ダダに乗っ取られてしまったキングジョーストレイジカスタム。
『Z』で防衛軍がキングジョーを回収して地球の防衛に使おうと言う話を知った時に『平成セブン』の「模造された男」のように途中で暴走してしまうんだろうなぁと思ったが『Z』でそのような展開は無かった。無事に『Z』を終えられて一安心していたのだが残念ながら次作『トリガー』で暴走してしまう事となった。やはり侵略者が使っていたロボットを回収すると暴走すると言う運命は避けられないものなのかな。

 

今回はケンゴとハルキのW変身が見られる。もうすっかり変身ポーズに慣れているケンゴとまだ覚えられなくて隣のケンゴを見ながらしているハルキの対比が面白い。
因みに「他のウルトラマンの変身アイテムを使って変身する」は『Z』でリクもしているがこちらは手慣れたキレのある変身ポーズを披露している。さすがは龍臣プロである。

 

トリガー&ゼットとキングジョーストレイジカスタムの戦いは分離合体機能をフルに使ったもので実に見応えがあった。今回はダダに乗っ取られているのでパイロットや街の被害を考えなくて済むからかキングジョーストレイジカスタムがいつも以上に強かった気がする。

 

皆が大騒ぎしている中、顔色一つ変えないで事態を見守っていて最後においしいところを持っていったタツミ隊長に笑う。タツミ隊長は『ティガ』のムナカタリーダーのように実はコメディ向きのキャラクターかなと思った。

 

倒したキングジョーストレイジカスタムの部品を回収するゼットとトリガー。カラータイマーが鳴っているのにそんな時間よくあったなぁ。

 

最後は再びやって来たベリアロクが次元を切り裂く事でハルキ達は元の次元に帰る事が出来た。本当になんでも出来るなぁ。
今回の戦いにベリアロクは参戦しなかったがこの世界でも色々な人と会っていたのかな。

 

 

「プレゼン」
『ナースデッセイ開発秘話 ~特務3課奮闘記~』第8話
脚本 足木淳一郎
監督 村上裕介

 

メトロン星人を走らせたかっただけだろw