帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「恐怖のガスパニック」

「恐怖のガスパニック」
ウルトラマン80』制作第11話
1980年6月11日放送(第11話)
脚本 平野靖司
監督 深沢清澄
特撮監督 高野宏一

 

毒ガス怪獣メダン
身長 60m
体重 2万8千t
尖閣諸島の肥留間島で発見された卵から孵った。一晩で人間の子供大から大人大まで成長した。UGMの攻撃で爆破されたが一片の細胞から再生し、ガスを吸って一酸化炭素を吐きながら成長を続け、最大50m以上に成長する。
鼻から伸びている2本の管でガスを吸い、有毒ガスを吐く。
体内にガスが充満しているので迂闊に攻撃できなかったが、UGMが開発した-259.14度の冷凍ビーム弾で凍結され、80によって宇宙に運ばれた後にサクシウム光線で爆破された。
名前の由来は「メタンガス」かな。
先生の秘密」のギコギラーの着ぐるみを改造している。

 

物語
怪獣メダンを撃破したUGMはそのまま休暇へ。
しかし、その時にハラダ隊員が見付けて城野隊員にプレゼントした貝殻は実はメダンの細胞だった!

 

感想
UGM編に向けてか、今回は桜ヶ岡中学校は一切登場せず、全てUGM内で話が進んだ。しかし、「僕は明日学校がありますので」と言う猛の台詞があり、学校の存在が無かった事にされていない事が分かる。

 

巨大戦艦スペースマミーが初登場。
『A』のタックファルコンと違って巨大さをちゃんと表現できているところが『80』の特撮技術の高さを示している。


これまでは桜ヶ岡中学校の関係者に比べて影が薄かったUGMだが今回は大活躍。
任務に厳しいオオヤマキャップと熱血漢なハラダ隊員が特に目立っていた。
又、タジマ隊員は銃の名手だった事が確認出来た。
海岸で休暇を楽しむ隊員達のいかにも若者と言った感じは今までの特別チームにはあまり見られなかったもの。
最後、命令違反を犯して出撃したのでUGMをクビになるかもと不安がるハラダ隊員に、もっとUGMでバリバリやりたいらしいからと命令違反の罰として半年間の休日返上を命じたオオヤマキャップの意地悪そうな顔に見ているこちらも思わずニヤリ。

 

ハラダ隊員と城野隊員が貝殻だと思って基地内に持ち込んでしまった細胞からメダンが再生。UGMは一晩かけて捜索するが見付けられず、そのまま都心に逃げられてしまう。
やはりウルトラシリーズの特別チームは基地内のセキュリティーがなっていないなぁ……。
因みに明日は学校があるからと帰ろうとしていた猛だったが、メダン捜索と対処の為に結局は学校に行けずじまい。ハラダ隊員と城野隊員に出動禁止がかけられていたので仕方が無いが……。

 

今回は本編と特撮の合成部分が多く、内容もガス爆発に巻き込まれて人が吹き飛ばされたり一酸化炭素中毒で倒れたりと本編と特撮を上手く融合させていた。

 

体内にガスが充満しているので迂闊にメダンを攻撃できない。
そこに雷が鳴り、メダンに落ちたら爆発の危険が!
ここで命令違反を犯して出撃し、メダンに雷が落ちないようにスカイハイヤーで避雷針代わりをするハラダ隊員が格好良い。
ハラダ隊員が墜落した後は80が避雷針代わりに。メダンの有毒ガスに苦しみながらも必死に雷を受け続ける80も格好良い。こういうシチュエーションは過去には無かった。