帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「山からすもう小僧がやって来た」

「山からすもう小僧がやって来た」
ウルトラマン80』制作第40話
1981年1月14日放送(第40話)
脚本 水沢又三郎
監督 湯浅憲明
特撮監督 高野宏一

 

すもう怪獣ジヒビキラン
身長 150cm~54m
体重 30kg~3万t
足柄山に棲むと言われる相撲の神様すもう小僧が怪獣に変身した姿。
金太郎のような姿をしているすもう小僧はいつもはグーグー寝てばかりいるが、目を覚ますと相撲をとってくれる子供達の人気者。相撲さえとっていればいつもご機嫌だが、一度怒ると手の付けられない凶暴な怪獣ジヒビキランに変身してしまうと言われている。百番相撲をとると満足して、その後は10年でも20年でも寝てしまうらしい。
オオヤマキャップの話によると、昔々、相撲好きな木こりの息子がいて、村祭りの相撲大会に飛び入りしては商品を独り占めしていたが、村人達に疎まれて谷底に突き落とされ、すもう小僧=ジヒビキランになったとの事。(意外と残酷な話だな)
久し振りに目を覚まして相撲部やUGMを軽く投げ飛ばしてしまう。泥棒2人組に騙されて金儲けに利用されてしまい、泥棒に入った家の塀の電流に怒ってジヒビキランに変身する。80と相撲をとるが敗北。しかし、百番相撲をとった事で満足し、すもう小僧の姿に戻って足柄山へ帰って行った。
名前の由来は「地響き」かな。イトウチーフは「地響き怪獣」と呼んでいた。

 

物語
足柄山からすもう小僧がやって来た。
泥棒2人組はすもう小僧を使って金儲けを企むが……。

 

感想
今回からオープニング曲が『ウルトラマン80』から『がんばれウルトラマン80』に、エンディング曲が『レッツ・ゴー・UGM』から『地球人だよ』に変更されている。
それにしても最終クールの第2週に主題歌変更とは随分と中途半端な時期に変更になったんだなぁ。

 

今回は妖怪譚と言うより民話調と言った方が良いかな。
どうせやるなら、ここまで徹底してやらねば。
ギャグも慣れてきたのか、ノリが良くなってきた。

 

相撲部の先輩として登場するセラ広報員。フンドシ姿がハマリすぎ!
子供時代は虐められていたセラ広報員だが今回は後輩に向かってかなり威張っている。

 

なんともマヌケで憎めない泥棒2人組。
どう考えても金目の物が無さそうな相撲部の合宿所に忍び込んでしまう。
すもう小僧を使っての金儲けは相撲大会を開いて参加料3000円を客から巻き上げる事。セ、セコイぞ……。その上、すもう小僧が大食いだった為に食費でお金を全て使い果たしてしまい、自分達は何も食べられなくなってしまった。何やってんだか……。
ようやく最後にすもう小僧を金持ちの家に入らせる事に気付く。もっと早く気付けよ。すぐ失敗するけれど……。

 

今回はUGMも少しマヌケ。
すもう小僧が捕まらずイライラピリピリのオオヤマキャップ。
イトウチーフはすもう小僧の力に恐れ慄いてフジモリ隊員達だけ戦わせて自分は戦わず、その後もすもう小僧の足踏み一つで倒されてしまう。
城野隊員も泥棒2人組にあっけなく人質に取られてしまった。「美しきチャレンジャー」で見せたあの強さはどこに行った?

 

今回の80は珍しく喋る喋る。
ジヒビキランに相撲を申し込み、四股を踏み、柔軟運動をし、塩を撒き、いよいよ待ったなし!と思いきや、いきなり「待った!」をする。呼吸が合わなかったのか?
怒るジヒビキランに「いや、すまんすまん。じゃあ、もう一度」と謝り、今度こそ取り組みが始まる。
取り組みの最中、民家を壊してしまうジヒビキランに「おいおい、気を付けろよ!」と注意したのも束の間、今度は自分が建物を壊してしまい「あ! いかん」と頭をおさえる。
最終的に身軽な80がジヒビキランの猛攻を上手くかわして勝利を治めた。
これまでにも相撲を取り入れた戦いは何度かあったが、ここまでやったのは他に無い。(因みに「」内の言葉は80が実際に喋った台詞です)

 

予告では「千代の富士も驚く相撲技」と紹介されている。
今回の話が放送された11日後に千代の富士は幕内初優勝を果たし、瞬間最高視聴率65.3%と言う大相撲中継の最高記録を出している。

 

今回の脚本を担当している水沢又三郎とは江連卓さんのペンネーム。この時期の江連さんは『仮面ライダー(スカイライダー)』『仮面ライダースーパー1』のメインライターを務めていた。

 

 

ウルトラマン80 COMPLETE DVD-BOX

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