帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「オール・フォー・ワン」

「オール・フォー・ワン」
ウルトラマンX』第4話
2015年8月4日放送(『新列伝』第109話)
脚本 黒沢久子
監督 坂本浩一

 

凶悪宇宙人ザラブ星人
身長 180cm~40m
体重 30t~2万t
数々の惑星を破壊し今度は地球を侵略しようとした。
爆破した化学工場のガスを使ってスパークドールズのベムスターを実体化させる。
指先から破壊光弾を撃つ。
Xioに追い詰められて巨大化するが最後はウルトライザーで倒された。

 

宇宙大怪獣ベムスター
身長 46m
体重 6万1千t
スパークドールズだったがザラブ星人に大量のガスを与えられて実体化した。
頭部の角から破壊光線を発し、腹部の吸引アトラクター・スパウトであらゆるものを吸い込む。
エックスを吸い込んだ後、月で休息するが、スペースマスケッティが放ったサイバーテレスドンの溶岩熱線を受けてエックスを吐き出し、最後はザナディウム光線を受けてスパークドールズになった。

 

物語
同期でお互いをライバル視するハヤトとワタルは任務中も意地の張り合いを続けてしまいザラブ星人を取り逃がしてしまう。
ザラブ星人が操るベムスターが暴れる中、大地はベムスターが放った光線の爆発に巻き込まれて……。

 

感想
冒頭のトレーニング場面のアスナがエロ可愛い。

 

個人プレーに走ってチームワークを乱してしまい仲間を危険にさらしてしまう話は昔からあるが、『帰マン』の「タッコング大逆襲」や『ダイナ』の「目覚めよアスカ」と言ったように「主人公が個人プレーに走って仲間を危険にさらす」が多い中、今回は「仲間が個人プレーに走って主人公が危険にさらされる」と逆パターンになっている。

 

今回のタイトルになっていて劇中にも台詞が登場する「ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン(一人は皆の為に、皆は一つの目的の為に)」は1618年に起きた第二次プラハ窓外放出事件の時に使われた文章で後に『三銃士』でも使われている。『X』は特捜車両のジオアトス、ジオアラミス、ジオポルトスが三銃士に因んでネーミングされているので「オール・フォー・ワン」も『三銃士』由来と思われる。
因みに日本ではラグビーで使われる言葉で、『X』ではワタルが元ラグビー選手と言う設定で「われら星雲!」と言うラグビー回も作られている。(今回も最後に大地が「ノーサイド」とラグビー用語を使っている)

 

ウルトラフレアはエックスが太陽系を滅ぼそうとした邪悪な敵を太陽に投げ込んだ事で起きた事が明らかになる。
つまり、大地の両親が消失した原因がエックスにあったわけで、これが原因で大地とエックスの間に亀裂が入る……とはならなかった。
主人公達の感情を話のメインに据える事が多い仮面ライダーシリーズならこのエピソードでかなり引っ張りそうだが、怪獣や宇宙人の事件を話のメインに据える事が多いウルトラシリーズではこういうエピソードはあまり引っ張らないところがある。

 

大怪獣バトルシリーズ辺りから宇宙人と怪獣の組み合わせのバリエーションが増やされてきたので、ザラブ星人ベムスターを使うのも別に気にならなかったのだが、「ニセモノに変身する」と言うザラブ星人の特性が今回全く使われなかったのは残念。これなら今回の話に合った宇宙人がザラブ星人以外にいたと思う。

 

前回の「夜を呼ぶ歌」で倒したテレスドンがサイバーカードになってXioの戦力に。『ギンガ』のウルトライブ、『ギンガS』のウルトランスに続いて本作も倒した怪獣の力が使えるようになった。
前作のウルトランスがウルトラマンしか使えなかったのに対し今回のサイバーカードはウルトラマンだけでなく特別チームのXioも使えるとされていて用途が広がっている。

 

今回は地上のランドマスケッティと空のスカイマスケッティに加えて宇宙のスペースマスケッティが登場。格闘が得意なアスナ、スカイマスケッティを駆使してザラブ星人を翻弄するハヤト、ウルトライザーでザラブ星人に止めを刺し宇宙飛行訓練ではトップの成績のワタルと限られた時間でXioの戦力や隊員の長所を描いた話となった。

 

 


【監督コメント付!】『ウルトラマンX』次回予告 第4話「オール・フォー・ワン」 (新ウルトラマン列伝 第109話 次回予告)

 

 

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