帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

『ウルトラマンG 怪獣撃滅作戦』

ウルトラマンG 怪獣撃滅作戦』
1990年12月15日公開

 

原題は「the battle for earth」。
「地球の為の戦い」となる。
今回はバラエティ編を扱っているが、環境問題と言うより人間の驕り高ぶりが様々な事件を引き起こした印象が強い内容になっている。

 

劇場公開版は「森の守護神」「異星人狂奏曲」「その名は“滅亡”」「永遠なる勇者」を再編集したものになっているが、後に発売された完全版ではさらに「デガンジャの風」が加えられている。
公開時はまだ「デガンジャの風」以外の話は収録したVHSが発売されていなかったので、この劇場版で先行公開と言う形になっている。

 

まずは「異星人狂奏曲」。
アイクの「それにしても彼女、俺に気がある」と言う台詞が付け加えられている。
ジーンに殴られた後によくこんな言葉が出てくるなぁ……。
この台詞のおかげで「その名は“滅亡”」でのアイクのジーンへの意味ありげな目線の理由が分かった。こういう展開があるのなら、アイクとキムの時計と食料の話をアイクとジーンでやっても良かったかなと思う。

 

他にチャールズとスーザンの話がカットされている。
又、グレートの活動時間と地球の大気汚染の関係が語られている。

 

動物園に行った時のベロニカの台詞は後の展開の伏線として活かされる事となった。

 

ベロニカの警鐘を受けての「森の守護神」は特に変更は無し。
ここから人間の驕り高ぶりが自然破壊を生んで神々の怒りを買うと言う展開になる。

 

デガンジャの風」では資金集めのパーティーの話がカットされている。
ガンジャはゴーデス細胞によって目覚めたと言う設定が残っているが、劇場版だと前回の『ゴーデスの逆襲』でゴーデス本体が倒されてもゴーデス細胞はまだ残っていると言う事なのかな。

 

その名は“滅亡”」と「永遠なる勇者」は特に変更点は無かった。

 

見終わった後の感想だが「怪獣撃滅作戦」と言うタイトルは合わないと思う。
当時発売されたVHS版とLD版の作品タイトルも途中から『必殺! 怪獣大決戦』に変更されているので、子供にアピールしやすいタイトルを選んだのかな?

 

 

ウルトラマンG Blu-ray BOX

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  • 発売日: 2017/01/27
  • メディア: Blu-ray