帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「帰ってきた男!」

「帰ってきた男!」
ウルトラマンZ』第6話
2020年7月25日放送(第6話)
脚本 林壮太郞
監督 坂本浩一

 

ウルトラマンゼロ
身長 49m
体重 3万5千t
ブルトンの四次元で苦しんでいた。

 

ペガッサ星人ペガ
身長 160cm
体重 55kg
惑星アインでのギルバリスとの戦いでヒカリから預かったウルトラゼットライザーをジードに届ける。
現在はリクと離れ離れになっていて消息不明。

 

ウルトラマンジードギャラクシーライジン
身長 51m
体重 4万6千t
惑星アインでのギルバリスとの戦いでジードライザーを破壊されてしまったジードがヒカリから与えられたウルトラゼットライザーでギンガ、エックス、オーブのウルトラメダルを使って変身した姿。

 

ラストジャッジメンターギルバリス
身長 75m
体重 9万7千t
かつてジード達に倒されたがデビルスプリンターによって復活した。
ストレイジのいる地球に襲来してセブンガーとウインダムを圧倒するが、ジードの新しい姿ギャラクシーライジングのレッキングフェニックスを受けて一時退却する。
コアを自己修復する為にケイ素を狙うがそこをストレイジに狙われ不完全な状態で戦う事になる。ストレイジミレニアム懸賞問題を送られてその解答の為に戦闘能力が低下し、最後はジードとゼットの連続攻撃でコアを完全に破壊された。

 

アンドロイド兵バリスレイダー
身長 2m
体重 130kg
ギルバリスを倒されたセレブロが次の計画の為に用意した。

 

物語
特空機の模擬戦中に宇宙からギルバリスが襲来する。
さらに、それを追ってジードの新しい姿ギャラクシーライジングが地球に現れる。

 

感想
セブンガーとウインダムの模擬戦が行われるがギルバリスの襲来によって中断される。
あのまま戦い続けていたらどうなっていたのか気になる。機体の性能も操縦者の技術もウインダム&ヨウコ先輩の方が上なので順当にウインダムの勝利と予想できるが、模擬戦の途中にあったジャンプパンチのようにハルキには思い切りの良さと驚きの発想があるので番狂わせの可能性も十分にある。

 

『Z』ではいつも余裕があるジャグラーもまさかのギルバリス復活に「皆退避だ! そこを離れろ!」と慌てて指示を出している。

 

ギルバリスに戦いを挑むセブンガーとウインダムだったが機械を操るギルバリスの前に手も足も出ない。こうして見るとウルトラシリーズには機械を操る敵が何体かいるので、そう言うタイプの敵が出てくるとストレイジはかなりヤバい事になる。(『セブン』の「北へ還れ!」のカナン星人とか出ていたら下手すれば全滅の恐れすらあった)

 

ジードの新しい姿であるギャラクシーライジングが登場。
ニュージェネのウルトラマンの中でも飛び抜けてウルトラマンっぽくないデザインであるが、ジードは元々目付きがウルトラマンっぽくないからか意外と違和感が無い。
因みにギャラクシーライジングはギンガ、エックス、オーブのウルトラメダルで誕生する。ギンガとエックスの詳しい素性は謎のままとなっているが、ギャラクシーライジングがウルトラマンっぽくない姿になったのはギンガとエックスの影響だろうか?

 

今回の話は『ジード』の『つなぐぜ! 願い!!』の後日談となっている。
あの頃のテンパっていたリクの姿を思い返すと立派なウルトラマンに成長したなぁと感慨深くなる。
リクと再会したジャグラーは今の自分は地球の防衛チームの隊長だと説明して、理由を尋ねるリクに「正義に目覚めたって言ったら信じるか?」と返す。まぁ、ジャグラーを「悪人」と認識しているのは『オーブ』時代の行動を知っている人達になるだろうから、その頃を知らないリクにとってジャグラーは面倒臭いけれど正義サイドの人だと思う。面倒臭いけれど。

 

カブラギに寄生したセレブロはギルバリスの戦闘現場からデビルスプリンターを回収する。セレブロは長い期間をカブラギの体で過ごしていたが、カブラギが所属する怪獣研究センターは怪獣メダルの材料を集めるのに好都合だったのかもしれない。

 

鉄パイプでギルバリスのコアに戦いを挑むリクに驚き。ゼナから何か装備を貰った方が良い。

 

他のウルトラマンと違ってゼットはハルキと心が繋がっていないので普段は外の情報が把握できない。その為、今回も変身してゼットの意識が外に出るまでハルキもリクも相手がウルトラマンだと知らず協力体制を取る事も出来なかった。

 

ゼット「兄弟子(ジード)はなぁ、あのベリアルをぶっ倒してM78星雲にその名を轟かせた超有名な…!」。
おそらくゼットはジードの事情を詳しく知らないのだろうが、『ジード』を見て事情を詳しく知っている視聴者からすると冷や汗ものの台詞である。

 

ゼットはジードの事を「先輩」と呼ぶ。
ジードは誕生して20年くらいでゼットは5000歳と言う事を考えたらジードはゼットの後輩になりそうなのだが、ウルトラシリーズではこういう時は映像作品でのデビュー順で先輩後輩が決まる事が多い。芸人やプロレスラー等が年齢ではなくデビューや入門の順番で先輩後輩が決められる感じかな。

 

ミレニアム懸賞問題でギルバリスの動きを鈍らせる事に成功したストレイジ。あの強敵ギルバリスを人間が考えた作戦で追い詰めたのが凄い。これにはさすがのジャグラーも素直に感心している。
因みに「ミレニアム懸賞問題」は実際にある問題らしい。賞金は100万ドルとの事。

 

ビルスプリンターはベリアルが宇宙のあちこちで暴れ回った時に落としていった細胞の一部との事。この説明の時の回想シーンで『ウルトラ銀河伝説』でタロウがベリアルに向けてストリウム光線を放った場面が出てくるが実はこれは新規撮影だったりする。(『ウルトラ銀河伝説』ではベリアルはストリウム光線を完全に避けているが今回の回想シーンでは当たっている)
ベリアルが傷付いた場面は他にもありそうなのに、どうしてわざわざ新規撮影をして過去の話を変えてまでこの場面を選んだのだろう?

 

 

「ウルトラゼットライザー」
ウルトラマンゼット&ウルトラマンゼロ ボイスドラマ』第6回
脚本 足木淳一郎
CG 渋谷怜央加
編集 坂口俊昭

 

『Z』の基本設定である「デビルスプリンター」と「ウルトラゼットライザー」の説明回。今回の話でどうしてゼットの名前が変身アイテムに付けられているのかが分かる。