帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「バイオス計画-植物都市-」

「バイオス計画-植物都市- -電脳植物バイオス登場-
『新ウルトラマンG 必殺! 怪獣大決戦』第2話
1991年4月25日発売(第1巻)
脚本 テリー・ラーセン(原案 鈴木智
監督 アンドリュー・プラウ
特殊技術 ポール・ニコラ

 

電脳植物バイオス
身長 80m
体重 9万9千t
隕石に付いていた種をレオニー博士が育てた。植物と機械が融合した存在で、人間と植物が共存共栄するユートピア「バイオ空間計画」を打ち出すが、実際は地球支配の為に一度全ての動植物を排除する事が目的だった。
自分が必要とする栄養源を自分で選べて人間を襲う。音楽を好む。
発売されたバイオスは今までに無い細胞パターンを持ち、とんでもない速度で二酸化炭素と窒素を吸収して通常の数十倍の酸素を放出する。大気中の酸素濃度が15%以上になると全ての物質が発火するようになるので兵器に転用する事が出来る。
本体のバイオスはサザン大学を乗っ取り急速に成長・巨大化した。触れた相手に電流を流し、電撃を放出する。グレートとの長い睨み合いの末、連続して撃たれたフィンガービームで消滅した。

 

物語
レオニー博士が打ち出した「バイオス計画」にアーサー隊長は疑問を抱く。
バイオスには恐ろしい秘密が隠されていたのだった。

 

感想
「地球征服編」の2本目。
今度は人間に代わって地球を征服しようとするバイオスが登場する。

 

原題は「the biospherians」。
自分が持っている辞書には載っていなかった言葉だが、「biosphere」が「生物圏」と言う意味なので、それと似た意味だと思われる。

 

人間と植物の共存共栄を掲げるレオニー博士。
アーサー隊長の基金からの資金援助が必要らしくバイオ空間をアーサー隊長に紹介する。腕を組んで「逃がさんぞ!」と言う感じが面白い。

 

キムの部屋が登場。何故かサーベルが置いてある。

 

「ベゴイド」と呼ばれるレオニー博士の助手達はレオタード姿で酸素吸入器を付けて歩き回る姿が不気味だった。
体質を変えられてバイオ空間以外の空気や食物を取ると死んでしまうらしいので、最後はバイオスの本体が倒されてバイオ空間も破壊されたので死んでしまったと思われる。この設定は『平成セブン』の「地球より永遠に」に登場した硫黄人間を思わせる。

 

ジャックは植物と直接話がしたいとデルタ・プラズマーを使ってバイオスと会話する。
ジャック「聞こえるか?」、
バイオス「お前は宇宙人か?」、
ジャック「近いな」、
バイオス「だがこの惑星に居住する人間と言う種の意思も持っているな」、
ジャック「お前は何者だ?」、
バイオス「私達の計算では人間と言う種はある重要な生命体を死に追いやろうとしている」、
ジャック「その生命体とは?」、
バイオス「この惑星の事だ。人間はそれを破滅させようとしている。だが私達は様々な汚染を救い、浄化させられる」、
ジャック「人間を救いに来たのか?」、
バイオス「この惑星を救うには一度全ての動植物を排除する必要がある。後に再生できる種があれば、そうでないものもあるだろう」、
ジャック「地球を支配するつもりか?」、
バイオス「君達にはお馴染みの論理だろ? 確か「弱肉強食」と言ったな」。
この展開は後に『ガイア』のアグルと根源的破滅招来体に引き継がれたところがある。(因みにどちらもコンピューターを介してのメッセージ伝達)
それにしても、ここまで怪しさ大爆発な行動を取っているのにどうしてUMAはジャックの事を疑わないのだろう? それとも既にジャックとグレートの関係に気付いているのだろうか?

 

「あ……、5分待て」。
アーサー隊長がいないのでロイド副隊長が隊長代理として指揮を執る事になるのだが、攻撃するかしないか迷ったあげくの返答がコレ。5分後に「指示があり次第レーザーで攻撃」と命令するが、その指示を出せないまま夜が明けて朝になってしまった。残念ながら隊長には向いていない。
これを見ると、ZATの荒垣副隊長やUGMのイトウチーフはちゃんと指示を出せていたなぁと改めて思う。
隊長不在時の副隊長の話としては『ダイナ』の「決断の時」や『ネオス』の「決断せよ! SX救出作戦」等があるが、どちらも副隊長はなかなか決断できなかった。

 

バイオスが掲げた人間と植物の共存共栄が嘘だと聞かされたレオニー博士は自分も死ぬ事を分かっていながら躊躇無くバイオスの本体を撃つ!
ロイド副隊長と違って決断早すぎ!

 

巨大化したバイオスに音楽を聴かせる事になる。
チャールズは「音楽で怪獣を大人しくさせるんですか? 耳だって無いのに? それにバッハが嫌いだったら?」と言いながら何故かテープを持っていた。
幸いバッハは好みだったらしくバイオスは大人しくなる。因みにジーンはバッハが駄目ならベートーベンでもいいと言っていたが、『運命』なんか聴かせたら気分が高揚して暴れ出しそうだ。
音楽を聴いて大人しくなる怪獣はラゴンを思い出す。

 

グレートとバイオスの戦いは途中にあった長い睨み合いが緊張感を高めていた。
同じ植物怪獣である『初代マン』の「ミロガンダの秘密」のグリーンモンス戦を思い出す。

 

「これは植物が人間に取って代わると言う警告だった」と語るアーサー隊長は基地でノンビリしていたロイド副隊長を一喝して帰る事に。
どうやらロイド副隊長がアーサー隊長に取って代わる事は無さそうだ。

 

 

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