帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「滅びの微笑(前編)」

「滅びの微笑(前編) ージオモス登場ー
ウルトラマンダイナ』第35話
1998年5月9日放送(第35話)
脚本 長谷川圭一
監督・特技監督 村石宏實

 

宇宙球体スフィア
身長 不明
体重 不明
謎の宇宙生物冥王星のミス・スマイルを罠にしてやって来たロムルス三世号に寄生した。さらにロムルス三世号を回収したクラーコフのメインエンジンを乗っ取ってネオマキシマを手に入れるると、六甲山に墜落して付近の岩盤を吸収してジオモスとなった。
コスモネットを使って地球人に警告と言えるメッセージを送りつける。
新たなる光(前編)」「新たなる光(後編)」に登場した個体とは違うデザイン。

 

宇宙合成獣ジオモス
身長 56m
体重 5万8千t
六甲山に墜落したスフィアが付近の岩盤を吸収して誕生したスフィア合成獣
亜空間バリアーでトルネードサンダーやレボリウムウェーブ・アタックバージョンを防ぐ。全身から放射する電流でソルジェント光線を押し返し、突進でダイナを空の彼方にふっ飛ばしすと、その後は大阪に現れて破壊の限りを尽くした。

 

物語
シンジョウが初の冥王星有人着陸を成し遂げ、ホリイがコスモネット計画を進めると旧GUTSの面々はそれぞれの場所で頑張っていた。そこにスフィアが再び襲来する。

 

感想
今回の前後編は大阪・神戸ロケで大阪と神戸の色々な場所が舞台になっていて、エンディングでは大阪の街を歩くスタッフの映像が見られる。
後編では同じ大阪が舞台だからか『初代マン』の「怪獣殿下 前篇」「怪獣殿下 後篇」を意識した展開になっている。

 

今回登場したコスモネット計画は民間企業PWIとTPC科学局が共同で開発しているアースネットの宇宙版。太陽系の惑星間を巨大なネットワークで結ぶもので、実用化されれば人工太陽計画と合わせて人類の更なる宇宙への挑戦が可能となる。

 

『ティガ』の「宇宙からの友」で乾と城崎が乗っていたロムルス号の三号機に乗っているシンジョウ。ちゃんと「OVER THE TOP」の張り紙をしているのが嬉しい。
現在のシンジョウは『ティガ』の「サ・ヨ・ナ・ラ地球」で対立した宇宙開発局に所属している。

 

実験衛星が偶然撮影した冥王星氷の微笑「ミス・スマイル」。
カリヤは太陽系の果てにある地球外文明の痕跡にどれだけの謎と神秘が隠されているのかとはしゃいで、アスカに月の遺跡であれだけ酷い目に遭ったのに懲りてないと呆れられてしまう。
カリヤは月の遺跡以外にも移動する遊星や土星の衛星にあった像で酷い目に遭っていて、今回もまた……。

 

ミチルと結婚してツグムとミライと言う二児に恵まれているホリイ。
ミライの誕生日に仕事で行けなくなってしまうところはミチルの父親だった江崎博士と同じ。
せっかく高級ホテルを予約したのに食べ物はお好み焼きとたこ焼き。いつでも食べられると思うのでツグムとミライが怒るのも分かる。
『ティガ』の「闇にさようなら」ではデートでお好み焼きなのをホリイに愚痴っていたミチルだが変わったなぁ。

 

訓練生時代から憧れだったシンジョウに会えて照れまくるリョウ。
握手してもらって舞い上がったりといつもとのギャップにかなり驚く。

 

ロムルス三世号に寄生したスフィアに怒りをあらわにするシンジョウは自分も連れて行ってほしいと頼むが、アスカに「あなたはもうGUTSじゃない。ここは俺達に……」と断られてしまう。このやり取りは旧GUTSとスーパーGUTS、『ティガ』と『ダイナ』の関係が垣間見えて興味深い。
シンジョウは「宇宙からの友」で寄生するエイリアンに親友を奪われた話をして宇宙に広がる人間の夢を食い潰すヤツを許すわけにはいかないと訴える。それを聞いたリョウは「私達に遅れをとらない自信があるなら」と出撃を許可する。シンジョウに対して仕事とプライベートをキッチリ分けるリョウが良い。

出撃したシンジョウは先行してアスカに「勝手な先行は……!」と言わせてしまう。
「坊や、俺には俺の戦い方がある」と答えて活躍するシンジョウの姿にベテランの貫禄が見えた。

 

隕石落下を目撃してUFOかもしれないと勝手に六甲山に入り込むツグムとミライ。
昔からだが、どうして厳戒発令なのに子供が一番危険な所に入れるのだろうか?

 

ダイナ最強の必殺技とも言えるレボリウムウェーブ・アタックバージョンを防いだジオモス。それを見てミチルと一緒に自分もダイナの敗北を感じてしまった。

 

川を彷徨うアスカはなんとリーフラッシャーを落としてしまう。
大阪に現れたジオモスに対してリーフラッシャーが無くてダイナに変身できないアスカはどうする?
と言う事で次回「滅びの微笑(後編)」に続きます。

 

今回は特別にエンディング曲が『君だけを守りたい』になっている。