帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「交錯する物語 ーThe Divergenceー」

Chapter.2 交錯する物語 ーThe Divergenceー」
『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』第2章
2020年12月13日~12月27日配信
脚本 足木淳一郎
監督 坂本浩一

 

ウルトラマンケンウルトラの父
身長 45m
体重 5万t
ウルトラ大戦争でマリーから聖剣ウルティメイトブレードを託されてエンペラ星人を撃退し、設立された宇宙警備隊の初代隊長に議会から任命された。
皆から慕われていて「ウルトラの父」と呼ばれるようになる。

 

ウルトラウーマンマリーウルトラの母
身長 40m
体重 3万2千t
光の国に代々伝わる聖剣ウルティメイトブレードを管理する一族でケンにウルティメイトブレードを託してウルトラ大戦争終結に貢献した。
その後、ケンと結婚し「ウルトラの母」と呼ばれるようになる。

 

ウルトラマンベリアル(アーリースタイル)
身長 55m
体重 6万t
ケンの親友でウルトラ大戦争を共に戦った。
圧倒的な力で容赦の無い戦いをするがエンペラ星人に敗れてその闇の力に惹かれるようになる。
正史ではマリーと結ばれず宇宙警備隊の隊長の座もケンに奪われるとプラズマスパークの力に手を出して、その後にレイブラッド星人の力で闇のウルトラマンに変わるが、タルタロスの介入によってレイブラッド星人の力ではなくアブソリューティアンの力を得た並行同位体が生まれた。

 

ウルトラマンタロウ
身長 55m
体重 5万5千t
ウルトラの父と母の子供でウルトラ6兄弟の末っ子。
タルタロスが介入した歴史では親友のトレギアに去られ、正史ではアブソリューティアンの力を得た並行同位体のトレギアに「老いたな」と告げられる。

 

ウルトラマンヒカリ ハンターナイト・ツルギ
ヒカリ時 身長 50m 体重 3万5千t
ツルギ時 身長 50m 体重 3万8千t
宇宙科学技術局の長官でトレギアの上司であったが惑星アーブの悲劇がきっかけで闇のウルトラマンであるハンターナイト・ツルギに変わってしまう。
暴走してかつての部下であったトレギアを襲った事でトレギアの人生を狂わせてしまう。

 

ウルトラマントレギア(アーリースタイル)
身長 50m
体重 3万7千t
タロウの親友でヒカリの部下であった。
アストラル粒子転化システムを完成させる為に絆について研究をしていたがヒカリがツルギに変わった事がきっかけで光に疑いを抱くようになる。
正史ではツルギと直接対面する事は無く、後にグリムドの力で闇のウルトラマンに変わっているが、タルタロスの介入によってツルギに直接襲われ、グリムドの力ではなくアブソリューティアンの力を得た並行同位体が生まれた。

 

ゾフィー
身長 45m
体重 4万5千t
若い頃に暴走したベリアルと戦って倒された事がある。
現在はスターマークを与えられて宇宙警備隊の2代目隊長となっている。

 

ウルトラ兄弟
衛星ゴルゴダでウルトラ6兄弟がモルド・スペクターとジュダ・スペクターを倒し、その後、80を加えてタルタロスについてウルトラの父と対策を話し合う。

 

ウルトラマンゼロ
身長 49m
体重 3万5千t
ウルトラ6兄弟と並行同位体のベリアルとトレギアの戦いに加わる。タルタロスの参戦で戦いが中断した後、ウルトラの父からの指示でタルタロス対策に本格的に動き出す。

 

暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人
身長 56m
体重 4万9千t
怪獣軍団を率いて光の国に降臨した暗黒の皇帝。
エンペラブレードで多くのウルトラマン達を倒していったが、ウルティメイトブレードによって力を解放させたケンと痛み分けに終わる。
その圧倒的な闇の力は後にベリアルの人生を狂わせる事になる。

 

夢魔ナイトファング
身長 62m
体重 6万2千t
惑星デスターでトレギアに悪夢を見せて光への疑いを強めさせる。
タロウのウルトラダイナマイトで倒された。

 

幻影宇宙大王モルド・スペクター
身長 58m
体重 3万3千t
タルタロスが用意した並行同位体でアンドロ警備隊との戦いを望んでいたがウルトラ6兄弟のコスモミラクル光線で倒されてしまう。死に間際に妹のギナに自分達の復讐を託した。

 

幻影宇宙帝王ジュダ・スペクター
身長 60m
体重 3万2千t
タルタロスが用意した並行同位体でアンドロ警備隊との戦いを望んでいたがウルトラ6兄弟のコスモミラクル光線で倒されてしまった。

 

アブソリュートタルタロス
身長 49m
体重 4万t
次元と時間を超えて過去に介入してベリアルやトレギアの並行同位体を生み出した。
ザ・キングダム」を拠点にしているらしい。

 

Episode4(2020年12月13日配信)
第2章の英語サブタイトルは「The Divergence」で「分岐」と言う意味。

 

今回は過去編で数万年前のウルトラ大戦争の話となっている。
ウルトラ大戦争は『メビウス』の頃は「3万年前」となっているが現在はそこから時が経ったからか今回の話では「数万年前」となっている。

 

エンペラ星人の怪獣軍団にはナックル星人とババルウ星人が参加している。どうやら無理矢理に配下にさせられたっぽい感じだったが『帰マン』や『レオ』で策略を巡らせた種族なのでケンを油断させる為の演技だった可能性は捨てられない。

 

エンペラ星人の攻撃で多くのウルトラマン達が倒されて爆発してしまう。この頃はヒカリが命の固形化をしていないので、おそらくこのウルトラマン達は全員死んでしまったと思われる。内山まもるさんの漫画だと初代マンであろうがキングであろうが次々とウルトラマン達が死んでいく話があるが名前の無いモブキャラクターとは言えこれだけ多くのウルトラマン達が死んでしまうのは映像作品ではそうそう無い。

 

ケンとマリーとベリアルの出会いとなった場面。
ケンは真っ先に倒れたマリーを助けて逃がしているが、ベリアルは途中までマリーの方ではなくエンペラ星人の方を見ていた。この時の対応の違いが二人の運命を大きく分ける事になる。

 

ここはまず倒された人を助けるケンとまず戦うべき敵を見据えるベリアルと二人の性格がよく表れた場面となっているが、ベリアルがエンペラ星人に視線を向けていたからこそケンはマリーを助ける事に集中出来たところはあったと思う。もしケン一人だったら、さすがにエンペラ星人から視線を外してマリーを助ける余裕は無かったであろう。(因みにこの後にケンがマリーからウルティメイトブレードを託される時にエンペラ星人に背を向けているのだが、ちゃんとその間は隣にいるベリアルがエンペラ星人に視線を向けていた)

 

まだ若い頃だったとは言えケンとベリアルの二人を赤子のように扱うエンペラ星人はやはり強かった。今思えば色々あったとは言えメビウスはよく勝てたなぁ。

 

ケンに助けられたマリーは一族が管理していた光の国に代々伝わる聖剣ウルティメイトブレードをケンに託し、ウルティメイトブレードで力を覚醒させたケンはウルトラホーンが大きい姿になる。
メビウス』の「絶望の暗雲」で描かれたウルトラの父とエンペラ星人の一騎打ちが再現されるとは思わなかった。そして『メビウス』で何度か登場した金色の光の空間がウルティメイトブレードで力を覚醒させたウルトラの父が発したものだと説明がされるのも予想外であった。

 

ウルトラマン物語』のウルトラホーンの話でウルトラの父の一族に勇者の家系的なものが加えられたが今回のウルティメイトブレードの話でウルトラの母の一族にも特別な設定が加えられる事となった。こうして見るとウルトラの父と母の子供であるタロウはやはり光の国のサラブレッドであった事が分かる。

 

マリーを見て「良い女だ。俺に相応しい」と言っていたベリアルだがその後にマリーと直接会うと「俺は必ずこの光の国を治めるに相応しい大物になってやる。そしたら、俺と……」と言っている。
「マリーは俺に相応しい女」と言っていながら実際は「自分がマリーに相応しい男」になろうとしている。自信家であるように見えて実は今の自分にどこか自信が無いところが見え隠れする。だから「光の国を治める人物」と言う肩書きを手に入れてからマリーと結婚しようとしたのだろう。
ベリアルは宇宙警備隊の初代隊長に任命されたケンに対して自分の方が実力は上なのにと言っていながら一方で自分の力の限界を感じていたのかエンペラ星人やプラズマスパークと言った自分以外の力を求めるようになり、その後も正史ではレイブラッド星人の力を、今回の話ではタルタロスの力をとあくまで自分以外の力に可能性を見出そうとしている。

 

「ベリアルさん……。傷はもう大丈夫ですか?」(恐る恐る
「あ、ケン!」(嬉しそうに
マリーに悪気は無いのだが、ここでのベリアルとケンへの態度の違いは何度見ても笑える。

 

ケンとベリアルとマリーが揃った光の国の「銀の広場」は『怪獣大決戦』でキングがウルトラマン達を集めた場所である。

 

光の国に宇宙警備隊が設立され、議会の推薦でケンが初代隊長に任命される。
ここでベリアルが光の国に反乱を起こしたのかなと思ったが実際はケンが「ウルトラの父」と皆に慕われるようになった後もしばらく光の国にいる。「父」と呼ばれているのでおそらくケンやベリアルより下の世代が出てきた頃だと思うので意外とベリアルは光の国に残っていた。(ベリアルがプラズマスパークの力を手にしようとした時にゾフィーが出てくるので少なくともウルトラ大戦争から5千年以上は光の国にいた事になる)

 

かつてはベリアルの方が強かったらしいが時を経てケンの方が強くなっていた。ウルティメイトブレードで力が覚醒した状態ならあのエンペラ星人と互角に戦えるのでベリアルもケンに負けてもショックは大きくなかったと思われるが力を解放していないウルトラホーンが小さい状態のケンに完膚無きまでに負けてしまったのはベリアルのプライドをズタズタにするのに十分だったと思われる。
ベリアルはウルトラコロセウムで大勢の人が見ている前でケンに負けてしまった。『ジード』の「GEEDの証」でベリアルの記憶にあった「あいつらに見下された」「屈辱・絶望を受けた」はこの時の事なのかもしれない。ケンはベリアルの事を見下してはいなかったのだがベリアル相手に力を調整して戦っていたと言うケンの「優しさ」はベリアルにとって「屈辱・絶望」以外のなにものでもなかったのであろう。

 

清く正しいケンと色々問題を抱えているようで実は純粋なベリアル。最初はベリアルの方が実力が上だったのに途中からケンの方が強くなってしまう。マリーと言う女性を巡って三角関係になる。マリーの事が好きなのだが何だかんだ言ってベリアルが一番拘っている相手はケンである。
ベリアルはウルトラシリーズと言うより東映のヒーロー作品、特に井上敏樹さんの作品に出てきそうなキャラクターであった。(ただ、まぁ、井上脚本だったらベリアルは闇落ちしないだろうなぁとは思う)

 

タルタロスがベリアルに未来を見せるがどこまで詳しく見せたのか疑問が生じる。個人的には『ジード』の話を全て見た上だとその結末を「お笑い種だ」で済ませるとは思えない。「ファスト映画」が話題になった時期があったが、2時間の映画を10分にまとめても大まかな展開は分かると思うが心情の変化等は完全には理解出来ないところがあると思う。なので「GEEDの証」で息子ジードに討たれたベリアルと今回の話でタルタロスからジードとの決着までをざっくりと教えられたベリアルとでは大きな違いがあると思う。

 

本作からウルトラの母(マリー)の声を三森すずこさんが担当している。
三森さんは『ジード』でレムの声を担当しているのだが、これによって「ベリアルはマリーの声を機械で再現して息子に渡した」と言う中々に濃いお話が生まれてしまった。(ベリアルが自分のコピー(息子)にマリーの声をサポートに付けて強力なウルトラマンの力を使えるアイテムを託すと『ジード』の「秘密基地へようこそ」はベリアルが望んだIFとも言える作りになった)


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Episode5(2020年12月20日配信)
今回はトレギアの過去編でタロウが地球から帰還した頃とヒカリがツルギに変わった頃の話となっている。
メビウス』の頃の設定だとタロウは『メビウス&ウルトラ兄弟』で語られた1986年の初代マン達とUキラーザウルスの戦いの後に光の国に帰還したとなっているので今回は1986年から2006年頃の話となる。ウルトラシリーズが『Q』から『80』までのシリーズとは別の世界を舞台にした平成ウルトラシリーズや第2期ウルトラシリーズとはパラレルになっている『平成セブン』や『G』等の海外作品を展開していて宇宙警備隊のウルトラ兄弟達の動向があまり描かれていない時期であった。

 

ウルトラマンヒカリ」は『メビウス』の「母の奇跡」でリュウが付けた名前なのでこの頃はまだ「ウルトラマンヒカリ」と言う名前ではないのだがトレギアは「ヒカリ長官」と呼んでいる。まぁ、ここでヒカリと名付けられる前の名前を出してもややこしくなるので分かりやすさを優先させたのだと思われる。

 

メビウス』の頃のヒカリは「宇宙科学技術局の次期長官に内定している」と言う設定だったが「トレギア物語/青い影」では「宇宙科学技術局の元長官」と言う設定になっていて本作でもそれを踏襲している。

 

トレギアが研究しているアストラル粒子転化システムが完成したらウルトラ族が様々な星の生命体と一体化して共に活動する事が出来るとの事。トレギアがアストラル粒子転化システムを完成させる前に既に初代マンやジャックやエースがハヤタ隊員や郷秀樹や北斗星司と一体化しているがジャックやエースが郷秀樹や北斗星司と精神も一体化していくと言う問題が生じていたので、おそらくアストラル粒子転化システムはその問題を解決する事が出来るアイテムだったと思われる。

 

戦闘力が低くて宇宙警備隊に入る事が出来なかったトレギア。ゼットやゼロは筆記試験がかなり危なくても実技試験で挽回出来たらしいので宇宙警備隊は頭脳よりも体力重視である事が分かる。まぁ、戦いがメインの部署だからね。

 

宇宙警備隊に入隊できなかった事を落ち込むトレギアにヒカリは「自分にしか出来ない事に誇りを持つんだ」とアドバイスを送る。「トレギア物語/青い影」でもトレギアにとってヒカリの存在は大きいがそれ以上にタロウの存在が大きかった。しかし、今回の話では宇宙警備隊に入隊してタロウと一緒に戦う事が出来なくなった代わりに宇宙科学技術局でヒカリと出会った事でトレギアにとってヒカリの存在がかなり大きくなっている。なので「トレギア物語/青い影」ではトレギアは最初から最後までタロウに拘っているのだが今回の話ではヒカリがツルギに闇落ちした辺りでトレギアの心はタロウからかなり離れている。(だから次の話で「老いたな」とタロウを否定する事が出来た)
この違いはじっくりと心理描写を描けた小説版と短い時間で色々取り上げなければいけないギャラファイシリーズの違いが出た感じかな。今回のトレギアは小説版に比べてかなり分かりやすいキャラクターになっていたと思う。

 

「タイガ」は「太陽を抱く勇気ある者」と言う意味で「トレギア」は「狂おしい好奇心」と言う意味であると光の国の言葉とその意味が語られる回となっている。因みに「タロウ」は「勇気があり正義を愛する者」と言う意味らしい。

 

若い頃のタロウの声を担当しているのは森久保祥太郎さん。石丸さんの声に似ていて最初に聞いた時はビックリした。


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Episode6(2020年12月27日配信)
今回の話の舞台は現在で「動き出す陰謀」の続きとなっている。

 

今回登場した衛星ゴルゴダは『ファイトビクトリー』で戦いの舞台となっている。この『ファイトビクトリー』と続く『X』の「虹の行く先」「勝利への剣」「光る大空、繋がる大地」で復活したグア軍団はギンガ、ビクトリー、エックスに倒される事になるのだが、並行同位体である今回のモルド・スペクターとジュダ・スペクターはその事を当然知らず、アンドロ警備隊との決着に拘っていた。

 

ジュダとの戦いは『メロス』の映像作品とグラビア版と漫画版と『ウルトラマン物語』とでは内容が違っていて、映像作品に絞ると実はウルトラ6兄弟とジュダは直接戦った事が無かったりする。なので今回はコスモミラクル光線を使う『ウルトラマン物語』のウルトラ6兄弟達と実体があって兄弟設定がある『メロス』のジュダが戦うと言う当時別媒体で展開されていた要素を一つにまとめた感じになっている。

 

モルド・スペクターが死に間際に「妹ギナよ、我ら兄弟の恨みを必ず……!」と言い残しているが、それは次作『運命の衝突』でのお話。

 

今回は『ウルトラマン物語』にあったウルトラ6兄弟の戦いを令和に再現したらこうなると言う感じに仕上がっていてテンポの良い戦闘シーンが実に面白かった。段々と世代交代している感じがするがウルトラ6兄弟にもまだまだ活躍してほしい。

 

「スターマークなんざ付けて偉くなったなぁ、ゾフィー」。
ベリアルとゾフィーの絡みは意外と多いのだが会話する機会はあまり無いのでベリアルがゾフィーを煽るのはなんだか新鮮。

 

アブソリューティアンの力を授けられたベリアルとトレギア。この二人は正史でもレイブラッド星人やグリムドと言った「ウルトラマン以外の力」を手に入れていて、今回はレイブラッド星人とグリムドの代わりにアブソリューティアンの力を得ている。
レイブラッド星人やグリムドの時と違ってベリアルやトレギアの姿が変わらないのはアブソリューティアンの力がウルトラマンの力に近いと言う事なのかな。

 

一応は協力して戦うベリアルとトレギアだが所々でお互いにムッとする場面がある。ウルトラシリーズの敵チームは基本的に仲が良いので今回のベリアルとトレギアの雰囲気は珍しく、どちらかと言うと東映のヒーロー作品に近いところがあった。

 

前回と前々回の話は過去編となっているがタルタロスが次元と時間を超えて過去に介入した為に分岐点が生じて途中から正史とは違った道を辿っている。
2010年代はマーベル・シネマティック・ユニバースを始め多くのユニバース作品が作られてウルトラシリーズも『メビウス』や『ウルトラ銀河伝説』をきっかけに光の国を中心に色々な作品を繋げていった。続く2020年代MCUが「マルチバース・サーガ」を展開してDCエクステンデッド・ユニバースも『ザ・フラッシュ』を公開するなどマルチバースを使った作品が作られて別シリーズのキャラクターや既に死亡しているキャラクターがマルチバースの設定を使って再登場するようになり、ウルトラシリーズも本作で「並行同位体」と言う設定を使って既に死亡しているベリアルやトレギアやグア軍団を再登場させる事となった。


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